突然の雷雨の響きで目を覚ます。 って、寝るの早過ぎ。
うっかりとソファーで気絶していたらしく、飲み掛けだったグラスの中の氷は既に溶けている。 時折宵闇が白く光るのが目に新しく、稲妻を見ながら再び酒を口にする。
肴は雨音と稲光で。
(了)