前日の奥多摩、数人の犠牲者が出たんですがねぇ、自分だけは無事に帰還するってぇと、其の脚で谷中へ直行しますな。
『圓朝まつり 2008』で御座います。
会の趣旨を説明しますってぇと、江戸落語中興の祖なんてぇ謂われております三遊亭 圓朝師匠の命日が八月十一日にあるってんで、墓所である全生庵での圓朝忌なんてぇ法要に由来しますな。
奉納落語なんてぇ称しまして代表の噺家がひとり前に出るってぇと、列席する皆様に背を向け、本堂におわします御本尊と圓朝師匠に対して一席演るわけですな。
谷中 全生庵
16:30 本堂前 黒門亭落語クイズ王チャンピオン大会
遠く境内に、散髪し立ての柳家 小ゑん師匠が見えますな。
境内を徘徊しますってぇと、柳家 喬太郎師匠がぼんやりと佇んでましてねぇ、頭に手拭いを載せるってぇと、「もう帰りたい」なんてぇ顔を全面にさらけ出してるんですな。
本堂への石段を上がり、境内を見下ろします
16:50 本堂前 ゴミ隊パフォーマンス③ 玄人のど自慢~ご存じ「加賀の女(ひと)」
演歌界の大御所、北島 三郎先生の持ち歌、『加賀の女』に乗せて、芸人らが「か・な・ざ・わ・の~」という箇所でのみ踊り狂うんですな。
いちばん手前に、本会実行委員長である春風亭 正朝師匠が見えますな。
同時刻 本堂前 グランドフィナーレ 高座舞
揃いの浴衣の紋様が「たぬき」ってんで、愛らしいんですな。
17:15 本堂前 打ち出し(終了)
マイクを握り挨拶をする春風亭 正朝師匠の左隣にカメラを首から提げた柳家 小袁治師匠が見えますな。
会の終了後、小袁治師匠に「撮影係ですか?」なんてぇ尋ねたら、「いえ、広報担当です」なんてぇ返されましてねぇ、あたしの云い様が悪かったんですかねぇ。
参加者をナンパする芸人らを横目で眺め、河岸を替えるってんで台東区を離れますな。
(了)
投稿者 yoshimori : August 10, 2008 11:59 PM