立川 志の輔師匠と云やァ、手前と同郷なンですがねぇ、師匠の地元は越前寄りでして、あたしの方はってぇと越後寄りってんで、多少少々文化が違うなんてぇ、云われてますな。
更に残念なことに、仲が良くねぇなんてぇ巷間じゃァ噂されてまして、「口偏に尊ぶ」と書いての「噂」とは云え、揶揄と受け取っております。
まァ、なんでしょうねぇ、越後はってぇと燕と三条ほどじゃァ御座ンせんが。
『第一回 日の出寄席 ~立川志の輔 独演会』で御座います
前座■立川 志の八 「高砂や」
前座がマクラを噺すってぇのを初めて拝見しやしたなァ。
内容は失念しやしたがねぇ、噺家のパーソナリティを知るには重要なファクターと思うンですがねぇ、他の協会の方々は演らないンでしょうな。
隠居から豆腐屋売り声での「高砂や」指南を受け、発表の場までは演らねぇッてぇところまででしたな。
真打■立川 志の輔 「みどりの窓口」
マクラ、「戸隠での落語会の後の打ち上げで聞いた、熊捕獲器に閉じ込められる青年団員のはなし」
新作を聴いてる印象にならねぇってぇのが、師匠の選ンだ種の落語なんでしょうな。
お仲入りでございます。
トリ■立川 志の輔 「抜け雀」
飛蚊症かもしれやせンがねぇ、師匠の話芸の極みか、抜け出た雀が見えた気がしやしたなァ。
◆◆◆
ここからは第二部で御座います。
知人が提唱する『酢豚クエスト』なんてぇ喰道楽がありやしてねぇ、画像掲載のみで茶を濁すってぇ運びとなりますな。
二品目の表記はサブオーダーとなっております。
一軒目■酢豚、ふかひれスープ炒飯
二軒目■古老肉(酢豚)、坦々麺
三軒目■咕咾肉(酢豚)、芹菜尤魚(イカとセロリの炒め)
四軒目■酢豚、海老棒春巻、麻婆豆腐
五軒目■酢豚、牡蠣の辛子炒め
六軒目■酢豚、五目炒飯
・・・一生分の酢豚を食した気もしますなァ。
え? 次なる開催地は中華街でやすか。
はァ、左様で。
・・・来年にしやせンかねぇ。
(了)
投稿者 yoshimori : October 5, 2008 11:59 PM