November 29, 2008

◆『羽団扇、柿渋、かぜ』

よく晴れましたってんで、
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高尾山に登りましてねぇ、
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ケーブルカーで山頂にゆきますってぇと、
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売店にて黒豆が餡の天狗焼き
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茶屋にてとろろ蕎麦と麦酒なんてぇ頂きまして、
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薬王院を参詣しますってぇと、そのままとんぼ帰りに引き返し、京王線に乗りまして、新宿で降りてとぼとぼ歩きますってぇと、
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花園神社三の酉ってんで、熊手を求めましてねぇ、(嘘)
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たどり着いたのは新宿末廣亭深夜寄席で御座います。

二ツ目■春風亭 柳太 「お菊の皿」

「わたしが小学生の頃、好きな女の子がいまして、彼女の家に遊びに行った時のことです。『ねぇ、馬になってよ』なんて言うもんですから、わたしは四つん這いになりました。するとその子は馬乗りになって、しかも彼女は本格志向だったもんですから、こうベルトを持ちましてねぇ、ピシーリピシーリとわたしを叩くのです。『どう? 愉しい? ねぇ、愉しい?』なんて訊かれた時、わたしは思わず『き、気持ちいいィ~ッ!』と叫んでしまいました。それを聞き付けた彼女の両親がわたしと彼女を引き離したのです。・・・その年からですね、わたしの通う学校にスクールカウンセラーが導入されたのは」

マクラは大変愉しゅう聴かせて頂きましたがねぇ、ただ残念なのは、あにさんのカツゼツがよろしくなくて、本編の台詞がわりと聴こえなかったンですなァ。

二ツ目■三笑亭 朝夢 「味噌蔵」
ブログで自分検索した際、批評をうっかり見て凹むなんてぇ仰ってましたな。

二ツ目■昔々亭 慎太郎 「旅行日記」
刑務所の慰問に行ったなんてぇマクラでしたな。
二ツ目四名の中で唯一安心して聴けるなんてぇ思いましたな。

二ツ目■春風亭 鹿の子 「大師の杵」

「あたしの師匠は五年前に亡くなった春風亭 柳昇なんですがねぇ、偶に嘘吐いて『小朝の弟子ですゥ』なんて云うとギャラに色が付いたりします。後で中身を見ると偽札だったりしますが」

「杵がご本尊ってほんとですか?」
「臼(嘘)だァ」

焼いた鶏の串でも齧りながら、般若湯でも頂きましょうかねぇ。

(了)


追記:
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ピクルスではなく生の胡瓜を半分に切っただけという山賊の携帯食みたいな具が入ってる、食べてないけど
@高尾山薬王院門前

投稿者 yoshimori : November 29, 2008 11:59 PM
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