December 13, 2008

◆『遺骸ガ愚痴ニ為ル日』

桜鍋を頂きますってぇと、その足で深川江戸資料館で御座います。

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開口一番■柳亭 市也 「子褒め」
前半部、「伊勢屋の番頭」登場のパートはカットされ、尺を縮めてましたな。

「ひとつに見えなきゃ何だってンだィ」
「どう見ても半分」

真打■五街道 雲助 「町内の若い衆」

「さん喬さんとは二人会はそうあるもンじゃァ御座ンせんが、三人会とかそういうので一緒になったりしましてねぇ。まあ、仲も悪くなければ、良くもないンですが」

真打■柳家さん喬 「鰍沢」
まくら無く本題が始まります。

「お材木(題目)で助かりました」

雲助・さん喬■対談

さん喬師匠、先の「鰍沢」にて「新助」「甚助」と言い違えて、「これから二日間後悔する」なんてぇ仰ってましたな。
一方、雲助師匠はってぇと、「名前は呼ばない。『男』とか『旅人』とかにしとく」なんてぇ、リスクコントロールが出来てるンですなァ。

ふたりは深川っ子らしく、雲助師匠(本名:若林 恒夫)は、さん喬師匠より「恒ちゃんは上っ面」なんて呼ばれてます。

雲助師匠の「深川辺りは昔は海だったンで、井戸を掘ってたら貝殻が出てくる」との発言に返し、さん喬は「家を建てようと地所を掘ったら人骨が出た」と話を続けますってぇと、
「肥甕の下から尼さんの墓石が出て」なんてぇ、暗ァい話題が続きまして、
雲助師匠、「戦災で墓石が焼けた」だの、
さん喬師匠、「うちのは戒名が間違って彫ってある」だの、
終いにゃァ「師匠、何回忌だっけ?」と最後まで骨と墓の話でしたなァ。

真打■柳家さん喬 「徳ちゃん」

「花魁の足抜いてやってくれ」
「今、花魁に足抜けられたら困りますよ」

トリ■五街道 雲助 「お直し」

「直してもらいな」

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体調も良くねェってんで、まっつぐ帰ェって床に就きますかねぇ。

(了)

投稿者 yoshimori : December 13, 2008 11:59 PM
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