起きてみたら、花粉が凄ェの候って。
あ、こいつァ春から~。
DVDを手に入れて参りまして、鑑賞するので御座います。
東西、と~ざ~い~。
舞踊で御座います。
「棒しばり」
中村 勘九郎(現・勘三郎)■次郎冠者
坂東 弥十郎■大名・曽根 松兵衛
坂東 三津五郎■太郎冠者
大名の留守中に酒を盗み飲みされない様、冠者ふたりを口八丁でだまくらかして縛り上げるも、トリッキーかつダンサブルな動きとケレンなアクションで酒蔵の在庫をやっつけてゆき、帰宅した大名に泥酔姿を見られるが、何故か全員笑顔で大団円という、素晴らしい一幕。
「年増」
中村 芝翫■年増・お柳
芝翫丈は歌舞伎座フライヤー内では毎回、「卒業写真に間に合わず、別撮りの為に右上に浮かぶ枠内に納まる方」として存じております。
年増どころか、だいぶ高齢な方ですが、時折見せる表情が年増顔で御座います。
語りの「花の雲鐘は上野か徒夢を」とは、桜ですね。
「供奴」
中村 富十郎■供奴・菊平
富十郎丈、大きい髪型ていうか、巨大なカツラを付けている為に四頭身ぐらいにしか見えません。
バレン(まわし)を付けてる為、足はより短く見えます。
供奴が提灯を片手にばらばらばらばらっと花道を駆け抜ける様は、何処か間違うと滑稽にも映りかねませんが、ケレン味ある動きに魅入ったりもするので御座います。
『歌舞伎名作撰 義経千本桜 川連法眼館の場 奥庭の場 蔵王堂花矢倉の場』
市川 猿之助■佐藤 忠信、実は源九郎狐
坂東 玉三郎■静御前
猿之助丈の狐への変わり身の速さが凄ェ凄ェと、話の筋を追うのもそこそこに魅入っておりましたが、いつの間にか気絶してたので御座います。
今宵はここまでと願い、奉ります。
(了)
投稿者 yoshimori : March 10, 2009 11:59 PM