まよなかにたずねてきたろうじんがとびらごしにいいました。
「やまないあめはない」
あたりまえです。
さらにろうじんはつづけます。
「おとこはふねで、おんなはみなとだ」
どくにもくすりにもなりません。
ろうじんにはとびらのすきまから「かねんせい」のすぷれーを「ひ」とともにふんむし、おいはらいます。
そんなやさぐれたきもちでむかえたあさ、きょうは「あざぶじゅうばん」でまつりなのです。
ちょうないかいちょうの「ち」であかくそめぬかれている
かつて「ひと」であったものどものむれ
えたいのしれない「にくへん」がやかれてゆく
むかって「みぎがわ」がさくやのろうじんにちがいない
「ぎしき」をとりおこなうきょうしんてきな「しんじゃ」たち
「はくえん」だけがたいはいてきなこういをおおいかくす
「きいろ」はうらぎりのしょうちょうだ
もう「かみ」にすがるしかないと、ぐんしゅうからぬけだします。
じゅうばんいなりじんじゃ@あざぶじゅうばんいっちょうめ
つみなきとらわれのこどもたち
けっきょく「こくさいばざーる」でたべたのは、「ちゅうかじんみんきょうわこく」ぶーすの「やきまんじゅう」と「ぺきんだっく」だけでした。
ほかにもいろいろたべたかったのですが、そうていがいのぼうがいがはいり、よのなかおもいどおりにゆかないものだとあらためておもいました。
らいねんは「どくりつこっか」をけんこくし、「うりこ」がわでさんかするよていです。
(おわり)
(妹尾太郎兼康)
投稿者 yoshimori : August 22, 2009 11:59 PM