今日は最寄の神社で盆踊りがあるという。
会場
夕刻に盆踊りを冷やかしにゆく。
櫓の上に立つ村民が伴奏無しで謡う「新川古代神」なる民謡は音源が無く、毎年毎回ライヴという。
古代神とはいうものの、実は越後・新保広大寺、「こうだいじ」の転訛とされている。
全国区的には「チョンガリ節」というらしいが、上新川地方では「ハネソ」と呼ばれる盆踊り唄である。
「ハァー離れ座敷で泉水眺め ビールやお酒を林のごとく 好いたお方にお酌をさせて
鯛の刺身でドウジャイナハハ(ヤッタリトッタリ)
ア一杯呑んだような先生方や(サァーイアリャサイドッコイセ)
ハァーうまい具合にゃいかないけれど 牛に縄つけ引っ張ったように そろりそろりとドウジャイナハハ(ヤッタリトッタリ)
ア文句にかかる先生方や(サァーイアリャサイドッコイセ)
ハァー家の東にお寺さんがござる 寺の坊さんわれらの手本
一に早起きドウジャイナハハ(ヤッタリトッタリ)
ア二に鐘突きよ先生方や(サァーイアリャサイドッコイセ)
ハァー三にさらりと戸障子を開けて 四では静かに学問なさる 五に後生の道大事になさる
六にゃろくなことないよになさる 七に七重もドウジャイナハハ(ヤッタリトッタリ)
ア書くよになさる先生方や(サァーイアリャサイドッコイセ)
ハァー八に八重巻読むようになさる 九には苦なことないよになさる
十でところにドウジャイナハハ(ヤッタリトッタリ)
アお寺を建てた先生方や(サァーイアリャサイドッコイセ)」
何を謡っているのかほぼ不明だが、こういう内容の歌詞が延々と続くのだ。
舞台
喰い放題という焼き鳥と飲み放題という生ビールをくれたのは、二十年振りに再会した先輩だった。
互いの認識が瞬時に行われるというのは有難い話だが、二十年間ほぼ見た目が変わらないという結論が逆に怖ろしい。
(了)
投稿者 yoshimori : August 27, 2009 11:59 PM