August 27, 2009

『野中三五郎重政』

今日は最寄の神社で盆踊りがあるという。

niikawa-kodaijin_02.jpg
会場

夕刻に盆踊りを冷やかしにゆく。

櫓の上に立つ村民が伴奏無しで謡う「新川古代神」なる民謡は音源が無く、毎年毎回ライヴという。
古代神とはいうものの、実は越後・新保広大寺、「こうだいじ」の転訛とされている。
全国区的には「チョンガリ節」というらしいが、上新川地方では「ハネソ」と呼ばれる盆踊り唄である。

「ハァー離れ座敷で泉水眺め ビールやお酒を林のごとく 好いたお方にお酌をさせて
鯛の刺身でドウジャイナハハ(ヤッタリトッタリ)
ア一杯呑んだような先生方や(サァーイアリャサイドッコイセ)
ハァーうまい具合にゃいかないけれど 牛に縄つけ引っ張ったように そろりそろりとドウジャイナハハ(ヤッタリトッタリ)
ア文句にかかる先生方や(サァーイアリャサイドッコイセ)
ハァー家の東にお寺さんがござる 寺の坊さんわれらの手本 
一に早起きドウジャイナハハ(ヤッタリトッタリ)
ア二に鐘突きよ先生方や(サァーイアリャサイドッコイセ)
ハァー三にさらりと戸障子を開けて 四では静かに学問なさる 五に後生の道大事になさる
六にゃろくなことないよになさる 七に七重もドウジャイナハハ(ヤッタリトッタリ)
ア書くよになさる先生方や(サァーイアリャサイドッコイセ)
ハァー八に八重巻読むようになさる 九には苦なことないよになさる
十でところにドウジャイナハハ(ヤッタリトッタリ)
アお寺を建てた先生方や(サァーイアリャサイドッコイセ)」

何を謡っているのかほぼ不明だが、こういう内容の歌詞が延々と続くのだ

niikawa-kodaijin_01.jpg
舞台

喰い放題という焼き鳥と飲み放題という生ビールをくれたのは、二十年振りに再会した先輩だった。
互いの認識が瞬時に行われるというのは有難い話だが、二十年間ほぼ見た目が変わらないという結論が逆に怖ろしい

(了)

投稿者 yoshimori : August 27, 2009 11:59 PM
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?