7じ、さむさでめをさますと、てんとのかたちがかわっていることにきづきます。
よなかにとっぷうがふき、てんとのいちぶがはがれていました。
やねだけの「たーぷ」はあとかたもありません。
そして、さんかしゃのひとりがいないことにきづきます。
ぎせいしゃのひとりもでない、のんきなとなりのきゃんぱー@かわい
いなくなったさんかしゃのひとりは、
「けいたいのばってりーがきれた。どうしても、12さいとししたのおんなのこにでんわしなければならないので、こんびにまででんちをかいにゆく」
といいのこし、すがたをけしていました。
そして、あさになってすがたがみえません。
かれにでんわをかけると、てんとのなかでなっているようすです。
つまり、こんびにまででんちをかいにゆき、そのあとでゆくえがわからなくなったのです。
かれのそうさくはあきらめて、ちょうしょくのじゅんびをはじめます。
きのうのきょうくんをいかしての「やきそば」です。
てっぱんはふきとばされてしまってもうないので、「なべ」をつかいます。
「ふんまつそーす」は「かやく」にすりかわっているので、じまえの「ちゅうのうそーす」をもちいます。
しかし、ここでもまたひげきがおきました。
「やさい」そのものが「ばくはつぶつ」とすりかわっていました。
さいわい、ばくはつした「にんじん」がしょうりょうだったために、「かたうで」をうしなうだけですみました。
「すききらい」がさいわいし、いのちをすくうこともあります。
9じ、ゆくえふめいだったさんかしゃがはっけんされます。
じさんした「おりたたみいす」にはさまり、もはやひとのかたちをしていません。
いっしゅんのゆだんがせいしをさゆうします。
さんかしゃをしにおいやった、もんだいのいす(めいど・いん・いんぐらんど)@かわい
のこり、4にん
きをとりなおして、くるま2だいにぶんじょうし、よていひょうにある「みたけさん」をめざします。
けーぶるかー@たきもとえき
めじゃーりーがーはひこうきでのいどうのとき、まんがいちのさんじにそなえ、せんしゅたちはべつべつのひこうきにぶんじょうするとききます。
ぼくたちもそれにならい、ふたりずつにわかれ、けーぶるかーにのります。
さいだいけいしゃ25ど@みたけさんえき
・・・こうかふこうか、ぼくともうひとりののったけーぶるかー「あおぞらごう」だけがちょうじょうにたどりつきました。
もういちだいの「ひのでごう」はけーぶるがきれ、ならくへとおちてゆきました。
じこなのか、わななのかはんべつもつかないまま、あんうんたるきもちで「みたけじんじゃ」を
めざします。
のこり、ふたり
とりい@むさしみたけじんじゃ
さんそう@むさしみたけじんじゃ
ほんでん@むさしみたけじんじゃ
ぎせいしゃにささげる「ひがんばな」@むさしみたけじんじゃ
さんちょうよりげかいをみおろす@むさしみたけじんじゃ
さんけいをすましたあと、ぶじにげざんし、ちゅうしょくをとろうと、「おくたまかいどう」をくるまでいどうします。
かやぶきのそばどころ@みたけほんちょう
しにせのそばどころにはいり、ぼくは「てんざる」をちゅうもんします。
さんかしゃのひとりは、「とろろそば」をたのみました。
・・・ぼくはここでさいごの「なかま」をうしないます。
ぎせいしゃは「とろろ」と「そば」のあれるぎーだったのです。
そのじじつをわすれていたのか、とっぱつてきにあれるぎーたいしつになったのかはいまとなってはわかりません。
のこり、ひとり
ひとりになったぼくは、おんせんにむかい、あるかりいおうのすいしつのゆのはいったゆぶねをなみだでみたすのでした。
みなさん、おつかれさまでした。
「いえにかえるまでがえんそく」ということわざもあります。
ぼくだけが「ただいま」といえることにかんしゃします。
にやり
(おわり)
こうたいしでんかゆかりのおんせんやど