六本木なんてぇ云いますってぇと、ガイジンとキャバ嬢しか居ねぇなんてぇ信じて疑わない方が少なくない此のご時世ですがねぇ、六本の松の木があったことに由来するなんてぇ間抜けな逸話も聞こえまして、一説では青木一柳上杉片桐朽木高木なる六大名の持つ木偏まみれで付けられたなんてぇ云われてますな。
江戸の頃の六本木町なんてぇと、今の六本木交差点辺りのごく一部を指しておりましたが、御一新の後はってぇと、寺院の敷地を含む門前町屋、その頃の大久保加賀守様の下屋敷跡が六本木町となりました。
六本木通りと外苑東通りが交わるなんてぇ、六本木交差点角にありますアマンドから饂飩坂をだらだらと下りますってぇと、左に浄土宗寺院教善寺がありまして、その先をちょいと左に曲がるってぇと、これから目指すところがあるンですがねぇ、丁度時間となりましたってんで、お後と交代して失礼を致します。
(了)
投稿者 yoshimori : November 29, 2009 11:59 PM