どうにも食欲がわかず、一日一食というダイエット地獄にも似た限界ラヴァーズな生活は続くはずも無く、行った先のクリニックでは「ウィルス性のあれだね」なんて曖昧な診断をされ、何かを食べなければ服薬すらままならないと、大手ファストフードの新製品を無理ぐりに胃に収めて軽く悶絶し、頓服ていうか投薬ていうか、白い顆粒と白い錠剤をイオンサプライなあいつで流し込み、暫く気絶した後に紋付羽織を着た師匠方のエイゾウだけが、時間の経過を示していることに気付きつつも、軽く十三時間ほど寝たッきりになったり少し起きたりした、そんなアンニュイな日曜の午後。
(了)
投稿者 yoshimori : January 17, 2010 11:59 PM