January 17, 2010

『正月二之席~実存主義じゃ眠れない』

どうにも食欲がわかず、一日一食というダイエット地獄にも似た限界ラヴァーズな生活は続くはずも無く、行った先のクリニックでは「ウィルス性のあれだね」なんて曖昧な診断をされ、何かを食べなければ服薬すらままならないと、大手ファストフードの新製品を無理ぐりに胃に収めて軽く悶絶し、頓服ていうか投薬ていうか、白い顆粒と白い錠剤イオンサプライなあいつで流し込み、暫く気絶した後に紋付羽織を着た師匠方のエイゾウだけが、時間の経過を示していることに気付きつつも、軽く十三時間ほど寝たッきりになったり少し起きたりした、そんなアンニュイな日曜の午後

(了)

投稿者 yoshimori : January 17, 2010 11:59 PM
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