衝撃的な夜だった。
とは云え、何も伝えない意図で記しているから、意味不明な文脈になるのは必至ということで、容赦願いたい。
落し物にまつわるエピソードで、天丼が成立し、徐々にエスカレートしてゆく過程で何かが壊れてゆく様を、高度に緻密なモーフィングを見る様に眼前に迫ってくるのは、生涯に幾度も無いだろう。
手づかみから始まり、何度も飛来し落下する物体の質量すらもはや記号でしかなく、直に手にしても実感はわかないばかりか、古代の超文明におけるオーパーツにも似た、現実感が希薄で奇妙な質感さえ感じる。
さようならさようなら、また会う日まで。
扉は常に開かれていると伝え、筆を置く事としよう。
(了)
投稿者 yoshimori : March 18, 2010 11:59 PM