晴れている、ただもうそれだけで室内に居ることを罪か悪と感じ、結果出掛けた先での酒量は省みないのかと云うとそうでもなく、ただ多動性であれと止まることを嫌い、恋煩いにも似たどうにもならなさだけが先行した行動を担うのはやはり自分で、日没とともに迫ってくるあの頃の輝きさえももはや風化して、次なる偉大なる災厄に飛び込む為の可否回答を突き付けられ、反射的に肯定の意を伝えるのは、ははは意志の弱さを象徴しているのだよそれはと客観視しているものいささか問題だなと思いつつ、翠の木々で小鳥は唄い、白い雲で空は蒼いのだった。
(了)
※画像と本文は関係ありません
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