およそ十年振りに関西在住の知人と会う。
変わらないねぇとは常套句だが、思えば十年間で数回しか対面していないことに気付く。
記憶をたどってみると以下の通り。
順に、時・場所・施設・企画。
(1)約十数年前・長野県・温泉旅館・スノーボード、カウントダウン
(2)約十数年前・兵庫県西宮市甲子園町・球場・野球観戦
(3)約十数年前・埼玉県所沢市大字上山口・球場・野球観戦
え? たったの三度?
いずれも飲んだくれていた記憶はあるのだが、他方面はきれいさっぱりだ。
四度目の今夜、過去の隙間を埋めるかのように飲んだくれている。
関西人に会うと必ず投げ掛けられがちだが、あまり喜ばれない質問のひとつに、
「炭水化物と炭水化物を組み合わせた食事はいかがなものか」
という愚問がある。
永遠の平行線とも云えるこの疑問、県民性の相違では説明のしようがない何かがそこにある。
「よう分からんけど、うちはお好み焼きよりもたこ焼きの方がごはんに合うと思うんよ。あ、でも、チヂミはあかんな」
非関西圏の自分には議論にもなりようの無い比較対象だが、関西圏ではソース&マヨネーズ味の粉物は主食ではなく副菜という結論。
それでも、同じ粉物のチヂミが否定される理由が分からない。
・・・あれ? もしかして、ソース&マヨネーズ味は例外無く全て「おかず」なのか・・・。
(了)
投稿者 yoshimori : May 25, 2010 11:59 PM