それはあるよるのことです。
ひとりのおとこが「たまがわじょうすい」のどてみちをあるいています。
「おりんぱすや」のあつまりでさけをのみすぎてしまい、かえるじこくがおそくなったのです。
みちのむこうにちょうちんのあかりがひとつぽつりとみえます。
あかりはこちらにちかづいてきます。
そのちょうちんには「てるもや」とかかれています。
すれちがいざま、あかりにてらされたのは、ひとりのろうばです。
どてみちはとてもせまく、ぶつかることなくすれちがおうと、かたをかしげたおとこでしたが、なにかのはずみでよろけたろうばが、おとこのからだにあたります。
おとこはとっさのことでおもわずよけてしまったので、ろうばだけがちょうちんをほうりだし、どてのしたにあるだいこんばたけにころげおちてしまいます。
ほうりだされた「てるもや」のもじは、ろうそくのほのおでもえてしまします。
あおざめたおとこは、どてをかけおり、だいこんばたけにうずくまるろうばをたすけおこそうと、りょうのうでをささえながらじぶんのほうへとひっぱります。
が、ろうばのりょうのうではかたからすっぽりぬけてしまい、からだがついてこなかったため、そのいきおいのまま、おとこはうしろへとよろけ、しりもちをついてしまいます。
りょうのうでのないろうばはすっくとたちあがり、じべたにへたりこむおとこのざまをみて、たかわらいしています。
おとこはこわくなり、ちょうちんももたずにどてをかけだして、にげかえってしまいます。
よくあさ、ゆうべのばしょのようすをみようと、おとこはどてしたのだいこんばたけをおとずれます。
しかし、そこにはろうばのすがたはなく、ただ、だいこんが2ほんひきぬかれていただけでした。
Q:さて、このおとこのおかしたつみをつぎのなかからえらびなさい。(ふくすうか)
1.しんやはいかい
2.ぎょうむじょうかしつちしょう
3.きぶつはそん
4.ぶっしょうのいんとく
5.やさいどろぼう
(おわり)
投稿者 yoshimori : June 26, 2010 11:59 PM