September 10, 2010

『九月上席(千龝樂)~黒曜院民酒総髪居士』

朝に油揚げと温泉玉子と刻み葱と若芽の載った蕎麦を手繰り、昼には牛蒡と蓮根と鶏の天麩羅の載った丼を掻っ込む。

めづらしく、北大塚へと出向く。
十年ばかり無沙汰していた為、記憶が曖昧であり、店への道程がどうにも怪しい。
思っていた場所とは違うが、店名は合致しているので、どうにかたどり着いたと入店。
実は、当店五年前に旧店舗跡より移転していたという。
なるほど、と隠居した店主の座る席の真ん前へと案内される。

夕:
◆突き出し一品目(冬瓜の煮、はたはたの煮、五目つみれ)
◆突き出し二品目(菅平産玉蜀黍、かんぱち照り焼き、おくら酢味噌和え)
◆鰺のたたき
◆穴子のナッツ揚げ
◆酒(東洋美人、鶴齢、鳳凰美田=ぷんぷん丸、亀の尾)

美味しゅうございました。
並んでいるラーメン店の列に加わらないが、行列のできるキャバクラには進んで並ぶという、仙人の如き風体の隠居に別れを告げ、次の店を目指します。

(了)

投稿者 yoshimori : September 10, 2010 11:59 PM
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?