<20101013現在、加筆・訂正・画像準備中>
ホテルより支給されるぺらっぺらな浴衣にふにゃっふにゃな帯をきっちり貝結びにしてみたり、羽織紐をびしっと叶結びにしているのは、この広い館内を探しても自分ひとりしかおらんなと思いつつ目覚めた午前七時半。
巷間では高いだけとの悪評が止まないモーニングビュッフェを利用しようと階下へと向かう。
食堂では既に老若男女で溢れている。
動線の定まらない配置の為、自らのトレイを手にすることすらままならない。
ここはひとつ下民どもの見下ろせる位置から、全ての行動を支配下に置いてやろうとドリップされた珈琲だけを手にして案内された食卓へと着く。
既に空になった食材が新しく追加される際、スタッフは大声でその手にした料理の名を叫ぶ。
愚かな下民らはその声に釣られ、動線は激しく乱れて一方に偏る。
その隙を狙い、悠々と片手盆のまま和食中心に攻めてゆくのだ。
同じ動作を二度繰り返すと、暫くは動けなくなるほどに弛緩するしかない。
10:30 チェックアウト
さァこれから何処へゆこうか。
予定こそ入ってないが、観光地に滞在するに当たっての最終日である。
何かないかと思い付きにて、華厳の滝を目指す。
がしかし、日光方面は渋滞の様子。
急遽予定を変更し、宇都宮を目指す。
11:25 今市(いまいち)到着
途中、中古CD店に立ち寄って『松田聖子ベスト』を買おうという企画が持ち上がるも、聖子CDが安価で購入できるはずもなく、定価で買うほどの度胸もないまま断念する。
その全国区なる中古CD店前、餃子専門店に並ぶ栃木っ子の群れを見つける。
もしかするとただの観光客かもしれないが、此の周辺には何もないという理由から地元民に祭り上げたい、勝手に。
先程目撃したのは今市店のようだ。
同店舗の本店が宇都宮市滝の原にあるという。
当然目指すのだが、丁度昼時分だ。
並びを覚悟で向かうと、カウンターは満席なものの次で座ってあり付ける様子。
混雑の為か追加注文は不可という。
上等だ、こちとら朝からビュッフェでがっつりだ、隙間を埋めに来たんだ!
価格表を眺めれば、一人前210円とある。
「焼」も「水」も持ち帰りの「生」も「冷凍」も同価格である。
小振りだから大人の適量は二、三人前という。
三名で「焼」二、「水」一を頼む。
赤いカウンターに座り、小皿で醤油、酢、具の沈む香味辣油を合わせていると程なく運ばれて来る「焼」と「水」。
(画像準備中)
「水」
スープ自体に味はない。
他の客の食べ方をちら見ると、スープで満たされた水餃子の丼には直で醤油、酢、辣油を注ぎ込んでいる。
地元っ子(かどうかは分からないが)は小皿なんぞ使わないのだ。
郷に入れば郷にとばかりに注ぎ込む醤油、酢、辣油の三位一体。
これによりスープも飲み干せてしまい、完食となる。
(画像準備中)
「焼」
次に「焼」だが、云うほど小振りには見えない。
所謂「ハネ」は付いていない。(あれには何の魅力も感じないから付いてなくてよい)
餡にはがっつりとキャベツ、粗めの挽き肉、生姜にんにくが効いている。
油っこさが全く感じられないから、一食として複数人前がいただけるのだ。
後で知るのだが、他店舗と具材は同じでも当店舗は焼き方が絶妙な加減になっており、画一化を脱しているという。
焼き方の大将の匠の技が光る店である。(ガム噛んでたけど)
さあ東京へ帰ろう。
13:50 佐野SA
16:00 渋谷区xxx
同行者らと解散し、ひとり車両返却の為に営業所へと向かう。
時刻は17時45分。
返却期限は18時である。
延長の憂いもなかったわけでもないが、無事に返却して帰宅。
往路よりも増えた荷物を部屋まで運び上げると、後は死んだように眠るしかないのだ。
(未完)
追記:
皆々様、お疲れ様でした。
日本語でのコミュニケーションの難しさを改めて知りました。
次回は日本語禁止ルールを設けようと思います。
皆々様は多言語の学習に励んで下さい。
あらあらかしこ
投稿者 yoshimori : October 11, 2010 11:59 PM