<20101117現在、加筆・訂正・画像準備中>
かつては大盃を「武蔵野」と称したという。
「野見尽くせない」が転じて「飲み尽くせない」となったようで、大きな盃に入った酒精の心持ちを慮れば何を云うかと叱り付けたい衝動にも駆られるのだ。
そしてそれは武蔵野の野ッ原は四方に鄙びた風景であったということでもある。
それではと武蔵野を片手に武蔵野と名の付く地を訪れるとしよう。
京王電鉄の路線でまっつぐ、乗換も降り過ごしもなく到着。
園内に足を踏み入れ、池近くまで歩く。
路上では漫読家(まんどくか)として知られる、私と同年生まれひとつ上の先輩が営業中である。
出し物は『北斗の拳』。
何のエピソードが不明だが、ケンシロウ声で「ユリア!」と聞こえた。
早速「武蔵野」を手にしてまず一献。
"MONTAGNE NOIRE Syrah" (カルカッソンヌ・赤)
"IVY BLONDIA Muscat" (産地失念・白)
風に当たろうと池の西端へ。
(画像準備中)
辯財天
参詣も済まして帰り支度を始める。
程好い加減で武蔵野から撤収。
二軒目は和牛希少部位の取扱店である。
◇みすじ ・・・ 肩部分の中程の赤身肉
◇ざぶとん ・・・ 肩部分より肋骨側へと続く肩ロース
◇上たん
◇ほるもん(ぎあら、まるちょう、上みの、れば)
◇和牛切り落とし
他にも何点か頼んで炭火焼いたようだが、午前中からの痛飲が崇り記憶も曖昧である。
気が付けば、キューカンバで風味を付けた韓国焼酎をボトルで頼み、ひとりで飲み干していた。
風車に立ち向かう時代遅れの騎士が脳内にのみ立ちはだかる緑色の巨人を倒すが如く次の敵を目指して荒野を流離うしかないのだ。
(未完)
投稿者 yoshimori : November 7, 2010 11:59 PM