止まらないのは痛飲だけでもあるまいと半ば諦めきぶんで向かう千代田区の一画。
悟りを求めての苦行にも近しい旅の如き行為を巡礼と呼んでしまうのはいささかざっくり感はあるが、手が震えるとか午前中使い物にならないという苦痛の上の見透かされっぱなしの行脚の向く先にはいつだって酒精が待っているのだ。
此の場合の巡礼も行脚も方々を巡り歩くという意味だけは同義であるのだが。
本日の酒と肴。
◇獺祭(山口・岩国)、開運(静岡・掛川)
◇突き出し(土手煮=大根、蒟蒻、竹輪麩の八丁味噌煮込み)
◇旬野菜(蕪、金時人参、ばってん茄子)
◇味噌(梅、浅利、雲丹)
◇真子鰈の煮付け
◇牛もつ辛味噌鉄板焼き
◇つくね
明日ァ旗日だしという理由でまた夜は更けてゆくのだ。
(了)
投稿者 yoshimori : November 22, 2010 11:59 PM