<20101227現在、加筆・訂正・画像準備中>
明治期の二十年代、小野路、金井、野津田、大蔵、真光寺、広袴、能ヶ谷、三輪という名の村々がひとつになったという土地に来ている。
駅より出でて川沿いを歩くと、ひとつの民家がやややり過ぎた感が否めない手作りなからくりを通行人に披露せんと道路側に向けて展示の体を為しているのに気付く。
見れば硝子と木枠に納められ、太陽電池を用いた小型モーターにて人形や仕掛けが細かに動いている様子。
立ち止まって眺めてしまうと、自称館長が待ってましたと民家より飛び出してくるに相違ない。
「志ん生の化石」なる展示品もあったようだが、両の腕に痛いくらいの鳥肌が立ち始めたので、此れを警告と受け止め、足早に橋を渡り川向こうへと立ち去らざるを得ないのだ。
忘年会には少々早過ぎるが、ささやかなる酒宴を執り行う。
◇鶏の水炊き(鶏腿肉、白菜、長葱、ぶなしめじ、生椎茸、榎茸)
上記以外にも種々の食材を喰い尽くし、夜も深々と更けて来たところで暗闇の中を手探りながら駅舎へと向かい、小田急線、京王線と乗り継いで家路を急ぐのだ。
(未完)
投稿者 yoshimori : December 12, 2010 11:59 PM