December 30, 2010

(工事中)『十二月下席(千龝樂)~異尾下目(いびかもく)』

<20110107現在、加筆・訂正・画像準備中>

暮れも押し迫り、取り立てられる借金こそなけれど、ただぼんやりと遣り過ごすのも何となく世間に申し訳ないような心持ちがしないでもない。
今からでも遅くはない、わさわさしなければいけないと自分に言い聞かせ、年末に向けて忙しい振りをせずばなるまい。

前夜祭と称し、地階にある鮮魚専門店に来ている。
流石にオフィス街に佇む飲食店だけあって、通りに人の気配がしないのも然ることながら、店内は蛻(もぬけ)の殻も同然、がらんどうである。

りはびりとは名ばかり、もう初手から冷やなのだ。

◇国権(福島・会津)

魚河岸が休みと見え、造りの全品が半額という。
船盛りまでは遠慮するが、板前にそう云って幾つか誂(あつら)える。

(画像準備中)
七点盛り

出世魚より時計回りで。
◇コッパ⇒セイゴ⇒フッコ⇒スズキ(鱸)
◇海月(くらげ)・・・ よかれと思い「海月(みづき)」と名付けてみたら「くらげちゃん」と呼ばれる
結果に。
◇鰺
◇間八(カンパチ)
◇純生サーモン
◇赤貝
◇寒鰤

箸休めとして間に蕗味噌でしみじみと

◇奈良満(福島)
◇獺祭 純米大吟醸50本生(山口)
◇天吹(佐賀)
◇くどき上手(山形)

薩摩揚げ、鹿児島では「つけ揚げ」という。
当店、鹿児島とは縁もゆかりもないようだが、つけ揚げは自家製である。
我々が知る所の肉厚茶系な外装に非ず、肉薄にて白味がかったそれは儚げに頼りなさげではあるが、これが大変に美味であり、まるで海苔でも噛むように何枚でもいけてしまうのが危ういと知る。

前夜祭は此処までとして明日の本番に備えようではないか。
嗚呼、忙しい忙しい。(妄言)

(未完)

投稿者 yoshimori : December 30, 2010 11:59 PM
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?