<20110112現在、加筆・訂正・画像準備中>
和にどっぷりと浸ろうと企み、思いを馳せて参じるは千代田区。
地階の店は先客不在にて一番乗りである。
従業員詰め所と呼んでも差し支えはないであろう小上がりへと通される。
暗灰色のロッカーを背に、積み上げられた木製の椅子を眺めながらの宴である。
幾許かの後ろめたさを感じたのか、店主なのか従業員だか不明な腰低めな大将は冷蔵庫より取り出した一升瓶を抱えて現れ、卓上に置くと厨房へと戻って行った。
数杯分は取れるであろう瓶の中身は会津の酒という。
枡売り価格で此れを振舞う心積もりのようである。
◇飛露喜 純米吟醸(福島・会津)
◇黒龍(福井県吉田郡松岡町春日)
◇秋鹿(大阪)
(画像準備中)
造り六点盛り
以下は手前より時計回りに表記。(実は幾つかの種別に自信がない)
◇蛸
◇鮪
◇鰹
◇寒鰤
◇太刀魚
◇鯛
続けて牛筋煮込みを頼む。
想像していた小鉢に入ったでろでろに煮込まれた濃い風味のそれではなく、白く大きな器に透明なスープが浅めに満たされ、斜めに刻まれた葱が彩りを添えるという体裁の異なる品である。
期待値が塩味全開だった為か、幾ばくの物足りなさもなかったが、それはそれでと喰い上げて次の河岸へと移動するのだ。
(未完)
投稿者 yoshimori : January 5, 2011 11:59 PM