28日である。
米国中東部にある州の名を冠した店では、此の日限定の品を扱うという。
連日の痛飲を鎮めんが為、例え不本意であろうとも久方振りに「食」ありきで件の品を持ち帰ろうと企む。
使用されるは、千葉と鹿児島産の本体と十一種類のハーブとスパイスという。
考案者である名誉大佐のレシピは門外不出と聞くが、然(さ)もあらん。
圧力釜と遺伝子組換大豆から抽出された油を用い、巷に知られた揚げ物は完成されるのだ。
"It's finger lickin' good!"
今では使用されているかは不明だが、当時はそう云われていた。
こんな脂ギッシュな物、誰が素手で喰うものか。
食後数分も過ぎると、何処か落ち着かないもやもやしたきぶんになる。
・・・胃腸が重い気がする。
何もしたくないと横になる。
患って動けないという負の場面を迫真に演じている様だ。
時間の経過と共に益益そういう気になる。
・・・もう駄目かもしれないと思い始める。
此の状態で眠れるだろうかと不安になる。
吹き出物も出てるし。
結論:
・・・そんな物は犬にでも喰わせてやれ。
(了)
投稿者 yoshimori : February 28, 2011 11:59 PM