<決別>
・・・もう厭んなってきた。
兎角、世間とは思う程に儘為らないというのが世の習いではある。
とは云え、繰り返される負のループに堪えられそうにもない。
現実世界に於ける無限の硬直状態と呼べるのは「死」のみである。
馴染みの死神がちょいちょい顔を出す店には行きたくないのが人情だろう。
後学を理由に長生きはしたいものだ。
延命を図ろうとあれこれするのも煩わしいので、不死鳥が紅蓮の焔へと飛び込むが如く死と再生を望む。
さらば、黄色い花の女よ。
テキサスにゆく日が訪れたなら、再会を誓おうではないか。
Adiós, senorita!!!
(續く)
投稿者 yoshimori : June 3, 2011 11:59 PM