というわけで、すいみんぶそくです。
ぜんぜんねむれてないわけでもないのですけれども、どうにもすっきりしゃっきりしないあさのひかりです。
それでもひとはうごくのです、おなかがすくとうごけませんから。
やまぶきいろいろの「ぎんざんせん」にのりました。
しはつなのでとうぜんのようにすわれます。
でんしゃのゆれがこれからむかうもくてきちとはべつのばしょへといざないます。
・・・ごとんごとん
めをさますとさいしょのおりるべきえきでしたので、「ぎんざ」でおりました。
まちはあまりゆうふくそうでないひとたちがむれています。
おうちにいられないじじょうでもあるのかな?
「ひがしぎんざ」までとほでいどうします。
いぜんはみあげるほどのそんざいかんをかもしだしていたはずの「かぶきざ」があとかたもありません。
かよいなれたたてものがめのまえからこつぜんときえるというのはさびしいかぎりです。
(かぞえるほどしかあしをはこんでいませんが)
あさごはんはがっつりといただきましたが、ひるをたべてないことにきづき、そのあしで「つきじ」へむかいます。
あまりなじみがないので、とりあえず「つきじしじょう」えきほうめんにむかいます。
・・・ひととさかなのけはいがしませんね。
あとできづいたのですが、じつは「つきじしじょう」と「つきじ」はろせんすらことなるえきとしりました。
おなじ「みょうじ」だけどじつは「あかのたにん」みたいなさめたかんけいです。
きごころのしれた「たいしょう」のいるなじみのみせをめざし、こぶしでのれんをこじあけます。(うそ800)
まずはいっこんと「がりょうばい」をひやでいただきます。
きゅうにはいってきたあるこをるとやらが、すきっぱらにしみわたります。
りんせきのきゃくがくらう「おけ」みたいなうつわにいっぱいのぎょかいるいがごうせいなかんじがしたので、じゅうぎょういんをよびつけ、ゆびさしで「あれを」とおーだーします。
ほどなくして「せんめんき」だいのたらいにもられた、かいせんものがあらわれました。
にほんごのつたないじゅうぎょういんから、たべるためのこころがまえがたどたどしくつたえられます。
「ひとつ、ぜんたいの3ぶんの1を1ぜんめとし、うえにのった『うに』はわきによけてもらて、わさびじょうゆをおこのみでかけまわして、まずはふつうの『かいせんどん』としてあじわてください」
「ふたつ、2ぜんめは『うに』をまぜこんでたべください、まぜるはこちらでやるますから、たらいください」
「みっつ、さいごはあつい『だし』をちゃわんにいれてわたしますから、『ちゃづけ』としてめしあがりください」
なんてすばらしいこうせい、3しゅるいのあじわいがたのしめます。
いきとどいたせつめいをありがとう、とおいにほんまではるばるでかせぎのひと。
まぐろのあかみ、しろみのさかな、たこ、いくら、あわびなど10しゅるいのぎょかいが、くちのなかでまいおどります。(まずしいひょうげんですね)
かんぴょうやしいたけのあまにをつまみながらかんしょくします。
さて、はらぺこもみたされたことですし、じんじゃぶっかくでもさんけいさんぱいしましょう、とふたたび「ぎんざせん」にのります。
ゆられゆられてしゅうてん「あさくさ」にとうちゃくです。
「かみなりもん」から「せんそうじ」へむかうみぎてに「すかいつりー」がみえます。
「すごいね、3,000めーとるだってよ」といいながらよこをとおりすぎていったおろかなかんこうきゃくのはつげんををききのがしませんでした。
にほんいちとよばれる「ふじさん」でさえ3,776めーとるだというのに、けんぞうぶつでそれはないだろうに。
「ばべるのとう」かよ。
まぁたしかに、にんげんの「おごり」のしょうちょうにはちがいありませんが。
あまりかしこくないつーりすとを「せんこうのけむり」にしてやろうかともかんがえましたが、おもいとどまりました。
さいせんをなげいれ、つつがなくおまいりしまして、「なかみせどおり」をとおってもどります。
やがて「あさくさ」もはなれ、かえるじこくとなりました。
さようなら、ぎんざあさくさあざぶじゅばーん。
じっさいには「みなとく」にあるさいごのとちにはいってませんが、かくめでぃあにおどらされないように、しんちょうなあるきかたをしたいとねがうばかりです。
さいごになりましたが、せちがらいよのなか、しっかりしなくちゃいけないとおもいました。
・・・しっかりよりもたいがいうっかりなんですけどね。
(おわり)
投稿者 yoshimori : June 12, 2011 11:59 PM