August 22, 2011

◆『神田多町の女』

本日ァ三十年以上続く老舗な地域寄席でござんす。

『第104回 中目黒落語会』
@上目黒二丁目・中目黒GTプラザホール

期せずして師匠と直弟子の親子会となっております。

入船亭遊一◆箍屋

「お手元にございますプログラムにあります私の紹介欄に『真打』とありますが、実は・・・二ツ目なんでございます」
「ですから、『しんうち』とは読まずに、『まだ』とお読み下さい」

入船亭扇遊◆不動坊

「わたくしも世に倣いまして、落語の登場人物を15%削減しております」
「・・・まァなかなか上手くいきませんね」

お仲入りで御座ィます。

入船亭遊一◆幇間腹(たいこばら)

「落語に登場します若旦那には条件が三つございまして」
「一つ、お金に不自由していない」
「もう一つ、職には就いてるんでしょうけど、実際に何をやっているのか分からない」
「最後に、道楽者、趣味の人である、という事です」
「・・・まァ実在の人物では、あの、千代田区の真ん中にありますお濠に囲まれました中に住んでらっしゃる方がそうですね」
「一つ、お金に不自由していない。まァしてませんね」
「もう一つ、何かしら職には就いてるんでしょうけど、やはり実際に何をやっているのか分からない」
「最後に、道楽と申しますか、趣味の人である、という事です」

入船亭扇遊◆青菜

サゲ:
「旦那様、鞍馬の山から牛若丸が出でまして其の名も九郎判官義経」
「義経ぇ!? ・・・んー、弁慶にしておけ」

追い出しと鳴りまして、お開きで御座ィます。
蒸し蒸した暑気は辛味と酒気で払おうなんてんで、泰國の甘辛塩酸ッぺぇ品でもいただきましょうかねぇ。

(了)

投稿者 yoshimori : August 22, 2011 11:59 PM
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