・・・目覚めると酷い倦怠感である。
昨日より引き続く咽頭痛とニューカマーとしての頭痛、発熱、悪寒、悪心、筋肉痛という多岐に亘る至れり尽くせりな症状群である。
這う様にして近所にある病院へと赴く。
受付を済ませ、待合室での検温の結果は38度6分。
辛い現実を知って、益々具合は悪くなるばかりである。
内科医より「喉が腫れてないのに熱が高い」とインフルエンザの罹患を疑われ、別室より現れた看護士より検査棒を両の鼻に突ッ込まれる。
・・・優しくして欲しいのに、手痛い仕打ちである。
結果、陰性と判明するのだが、じゃァ今のあたしのこの状態はいったいぜんたい何なのよと。
釈然としない診断ながらも処方された薬品を受け取り、ほうほうの体にて帰路に着く。
もう自分に残された選択肢としては、食べて飲んで寝るしかないのだ。
(了)
投稿者 yoshimori : October 29, 2011 11:59 PM