本日ァ千石での落語会でござんす。
『ふれあいサロンPRイベント 駒込落語会』
@本駒込三丁目・駒込地域活動センター地下ホール
実は此の会、本来三月二十日に予定されておりましたが、例の震災の件で中止となっておりまして、此の度改めてのりすけじゅーると相成りました。
当会、文京区役所落語研究会会員、所謂天狗連(あまちゅあ噺家)の会でして、特別げすととして、自他共に認める真打であります瀧川鯉昇師匠をお招きしている次第で御座ィます。
ですからてぇわけでもござんせんが、天狗連の方々は記憶の限りの亭号と高座名、根多だけの記載にしときやしょう。
山柳山柳◆平林
伊達や酔狂◆短命
馬落◆幇間腹
ぶんぶん◆ぐつぐつ
お仲入り
(失念)◆授業参観
瀧川鯉昇◆御神酒徳利
「わたくし、文京区には17年間住んでおりまして」
「現在は違うところに住まっているのですが」
「・・・当時、住民税の滞納という不幸な理由で此の区を追い出される事になりました」
「その際、役所の方々とたいへんに親しくさせていただきまして」
「今日までの長いお付き合いとなっております」
「未だ付き合いがあるのは、やはり当時の滞納の肩代わりと云う事でして」
「・・・こうやって、止む無く高座を務めております」
「先日、女房が高熱を出しまして」
「医者に掛かりますと、インフルエンザという診断でして」
「タミフルという薬を処方されたんですが」
「医者から注意されたのが、『これを飲むと異常行動をとる』というんですね」
「何の事だろうかと聞いてみますと、一時期の草薙(剛)の様なあれですね」
「わたしも心配にはなりましたが、それでも高熱は辛かろうと女房にその:薬を与えましたら」
「次の日、わたしが寄席を務めて帰って来ますと、何と女房が玄関先で三つ指付いてのお出迎えでして」
「食卓にはわたしの大好きな料理ばかりが並び、部屋の隅々までがきれーいに掃除されてました」
「ははァこれがあの薬の影響かと思いましたね」
「この異常行動が続きますようにと、あれからずっと女房に飲ませています」
サゲ:
「始まりが徳利だ、調子が良過ぎた」
追い出しとなりまして、お開きで御座ィます。
飲んだくれの休日は終わらないのでござんす。
(了)
<覚ヱ書キ>
朝:鯖の塩焼き、天麩羅(海老、茄子、獅子唐)、法蓮草の浸し、江戸育ち(酒、産地不明ながら東京以外)、"KIRIN Beer"
昼:"Avocado and Mozzarella Mashroom Burger", "Draft Beer"
夕:ハモン・セラーノ、サラミ、チーズ各種(失念)、赤(シラーズ&グルナッシュ、銘柄失念)
◇"Hobo"(無賃乗車の放浪者)がアーネスト・ボーグナイン車掌に殴り殺されるという『北国の帝王』という映画が気になった。
◆立川談志師匠が21日に亡くなりました。75歳でした。戒名は生前本人が考えた「立川雲黒斎家元勝手居士」。家元らしいですね。
投稿者 yoshimori : November 23, 2011 11:59 PM