January 12, 2012

『龍福寺、本堂修復中』

<覚ヱ書キ>

朝:ツナ玉子サンド、玉子入咖哩麺麭、玉蜀黍の恵み
昼:掻き玉蕎麦
夕:水餃子、麻婆豆腐、海鮮炒麺、鶏肉とカシューナッツの炒め、(他失念)、紹興酒

◇都営三田線、新板橋駅前にいる。
◇何故だろう、こう不安な気持ちにさせられるのは。
◇少し移動する。
◇JR板橋駅前には、幕末期の新選組局長、近藤勇の処刑場跡地がある。
◇何故ここに居るのかを思い出す。
◇新年会という名の飲んだくれの集まり具合はすこぶるよろしくなく、欠席者と遅刻者と時間通りに待ち合わせ場所に訪れた正直な愚か者で構成されている。
◇「創作中華」なる微妙な看板を見付け、扉を押し開けようとすると、知らないおっさんの群れで店内は溢れ返っている様子。
◇私の知らない面子を何名か呼んだのかしらと思い入ろうとするが、従業員らしき小姐から制止される。
◇「イマ、カシキリネー、19ジマデネー」
◇時計を見ると、18時を少し過ぎている。
◇やれやれと溜め息混じりに店を後にし、イタリアンなファミレスで先に始める事にする。
◇空虚な胃にアルコヲルだけを流し込んで、創作中華に備える。
◇時間となったので移動。
◇紹興酒を頼むと、ボトルごと卓上に置かれる。
◇何となく裏に貼られたラベルを眺めていると、手書きで「田中」とある。
◇今宵の同行者には旧姓を含めて「田中」姓は皆無である。
◇俺が田中か、田中が俺か。

(了)

投稿者 yoshimori : January 12, 2012 11:59 PM
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