January 21, 2012

◆『髭武者修行』

本日ァ文京区立図書館主催の落語会でござんす。

少ぅし早目に現地に着いたてんで、立ち喰い蕎麦屋へと足を運びますてぇと、店の大将が大変に賑やかな方で、店内を静かに流れる「ローリング・ストーンズ」の曲に対して天井を指差しながら、「そう! これが、あの『サティスファクション』ね」と大層ご満悦そうでした。

『湯島図書館文化高座 湯島図書館新春落語会 桂扇生古典落語独演会』
@本郷三丁目・湯島総合センター会議室

開演前に席亭からのご挨拶がありまして、「実は私ども図書館は民営化しておりまして」との、参加者の誰もがおよそ考えた過去のない衝撃的な発言の中、どよめきが起こりましての幕開きで御座ィます。

桂扇生◆初天神

「すぐ近所にサッカーミュージアムなんてぇ建物があるんですよ」
「なでしこジャパンが優勝した時のトロフィーが展示してあるとという事ですがね」
「入場料が500円と聞きましたんで、まァ時間もないので止めておきました」
「それに比べますと、この会はただですからね」

本編:
金坊がねだる「飴玉」、「蜜団子」に続きまして看板の大凧ではなく「小さい凧」で〆ます。

桂扇生◆蕎麦清(そばせい)

開始早々、蕎麦の話題に触れまして、お母さんらしき女性の方が娘さんらしき女の子に耳打ちします。

「お母さん、『時蕎麦』じゃァないですよ」
「え? 『蕎麦清』って云ったの? じゃァ蕎麦清にしようか」
「蕎麦の話から饂飩に入ろうと思ったんだけど・・・」
「蕎麦清、しばらく演ってないからなァ」

追い出しこそ鳴りませんが、二席でお開きでござんす。
この後、西新宿に移動しまして、山陽地方にあります一地方の駅前喫煙所内での水商売の未成年女子と交番勤務の警察官の遣り取りを再現したなんてぇ寸劇をたいへん愉しく拝見させていただいたんですがねぇ、それはまた別の話で御座ィます。

(了)

投稿者 yoshimori : January 21, 2012 11:59 PM
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