◆女である。(250112)
◆以前に援助を求められて手助けした鉱山経営者が共同経営者と共に無頼の先住民から襲撃を受け、助勢も叶わず目前で死亡。
◆敵性である先住民殲滅の後、ついでに彼らの遺体の所持品を漁るも各々が自宅の鍵を所有するのみで他には何も持っていない。
◆巷間では前述の鉱山経営者が不慮の死を遂げた際には、自分が彼の遺産を相続できると耳にしていたのだが・・・。
◆その後、内容証明さえ通知されず遺産は謎のままだ。
◆街道沿いを歩いていると、限りなく半透明に近いブルー色の馬上の首無し騎士とすれ違う。
◆これが噂の!? と一瞬だけ反射的に追跡を試みるが、同行者を引率している状況であると思い直し、仕掛中の仕事を抱えたままでは移動も困難と判断し諦める。
◆仮に追いついたところで、そもそも首の無い方とコミュニケーションが成立するのだろうか。
◆檻の中から自分を「馬鹿」呼ばわりする大烏(おおがらす)女より、自らの仇の殺害を依頼される。
◆人に物を頼む態度が為っちゃいないのはデフォルトとしても、報酬としての有益そうな物品に釣られ、よしきたとばかりに仇とやらを討ち果たす。
◆元来た道をそそくさと戻り、烏女の下へ凱旋するも、「頼んだよ、馬ァ鹿」としか云わない。
◆これは何か順序を間違えたなと考え、まず烏女を檻から解放してから仇を斃す運びに変更。
◆烏女より本人の名を冠した「目」という名の杖を受け取る。
◆・・・杖の効果がいまいちな上、この鳥女の言動もいちいち腹立たしいので、今この場で粛清してやろうとも思ったが、まァ友好的に会話が可能な化け物も希少なので生かしておく事にした。
(續く)
<覚ヱ書キ>
朝:ペペロンチーニのスパゲティーニ
昼:「チャンポンめん」2玉、「おぼろ昆布」
夕:柚子胡椒のスパゲティーニ
(改題) 『竜殺シ氷地獄』 #001-004
投稿者 yoshimori : February 5, 2012 11:59 PM