『仏文学者の躊躇い』
<覚ヱ書キ>
朝:冷狸饂飩、"Mangosteen"
昼:湯麺
夕:皿饂飩、麒麟
◇『河岸忘日抄』 堀江敏幸(新潮社)、読了。
◇往く河の流れの如く漂う日々を過ごし、外界との境界線としての河面は同じ貌を見せずに目の前から去ってゆくのみである。
◇回想や反芻にも似た複数のエピソードは糸が縺れ合う様に緩く絡み合い、やがてひとつにまとまると穏やかに河面を揺らし、遥かな河下の向こうへと流されてゆくのだ。
◇嗚呼、隠居してぇ。
(了)
投稿者 yoshimori : May 22, 2012 11:59 PM