June 13, 2012

『おとなのあたごみつまいり』

きょうは、ねんにいちどの「けんしん」のひです。
「たけだ」じゃありませんよ、あ、いや、「うえすぎ」ではなくてですね、「けんこうしんだん」ですね。
ぼくはびみょうなおとしごろですので、「せいかつしゅうかんびょうけんしん」になります。

13じすぎにうけつけにゆきました。
うけつけには、このみち30ねんといったふうかくの「じょしかんしゅちょう」がにおうだちです。
おそるおそるけんしんをうけにうきたむねををつげました。
「よくきたな、ぶたやろう。ひつようなしょるいとはずかしいぶつがはいったようきをだすのだ」
あたまごなしにおどされて、いわれたとおりにします。
「おまえはいまから1221ごうとよばれるのだ、なまえもじんかくもこせきもない」
なんということでしょう、ここではきほんてきなじんけんすらあたえられていません。
そして、あわいあおいろの「ふく」と、しゅうじんばんごうのかかれた「きろくぼ」をなげつけられました。
だまってそれらをひろいます。
「このばできがえるんだ、いますぐにだ!」
なんの「ぷれい」でしょうか、そんなこーすをえらんだおぼえもよさんもありません。
さからってもあれなんで、かんしゅちょうのいやらしいしせんをきにしながらの「なまきがえ」です。

まずは4かいです。
みはりやくの「かんしゅ」にがんみされながら「てつごうし」のはいったおりのようなえれべーたーでうえへとあがります。
「しんでんず」をとるため、べっどによこになり、ごうもんでもちいるような「でんきょく」がそうちゃくされます。
けんさまえにしょるいをみると、ぶっそうなないようのきじゅつがきになりました。
「ぜんねんどのけんしんけっかによりいしがひつようとはんだんしたばあいのみじっしいたします」
えー? 「しんぞう」になんあり?
すこしどきどきしたせいか、けっかにえいきょうしないかとしんぱいです。

ぬいだついでに「きょうい」をはかられます。
はくいのおんなのひとは「きろくぼ」に「ひんにゅう」とかきこんでいます。(そんなきじゅんはない)
・・・ふくざつなきもちですね。

2かいにいどうしました。
「きょうぶXせん」さつえいです。
なにげなく「ほうしゃせんぎし」のかおをみると、ひやけしたてみたいな「あからがお」です。
? おさけでものんでるのかな? それとも・・・もれ・・・あび・・・。
・・・すこしどころか、たいへんふあんになりました。(じつわ)
なにかをてきりょうとされるだけあびたつもりで「Xべや」からたいしゅつします。

そのままよこいどうで「さいけつ」です。
もじどおり「ち」をとられます。
「じょしかんごし」がちかよってきて、ぼくにこういいました。
「ぜんかい、さいけつのときにごきぶんがわるくなられたみたいなので、べっどでよこになってさいけつされますか?」
え? そうでしたっけ? まったくおぼえはないですが、それでおねがいします。
・・・たおれたしょうげきできおくをなくしていたのでしょうか、ふあんはつのるばかりです。
じょしかんごしは「かんごしひかえしつ」というとびらにてをかけ、なかへとゆうどうしようとします。
ちょ、あたしをここにつれこんで、なにしようっていうのよ!?
おもわずおねえことばがもれますが、じょしかんごしはかれいにするーします。
「さあ、ひだりうでをまくって」
もうかんねんするしかありません。
「はり」でさされたいたみがはしります。
「きぶんはどう?」
・・・はぁ、まぁ、えぇ。
なまへんじしかできません。
とりあえずかいほうされて、つぎもおなじふろあです。

「しんたいけいそく」は「しんちょう」「たいじゅう」「たいしぼう」の3つです。
・・・しんちょうは、ちぢんでいました。
あすにはきえてなくなるかもです。
・・・たいじゅうは、とんとんです。
・・・たいしぼうは、きおくにございません。

「けつあつ」は「せいじょう」でした。
うえが101? したのすうちはおぼえていません。

「ちょうりょく」けんさでは、はくいをきたおんなのひとにこべやへとおしこめられ、おともれしそうなやすいつくりの「へっどふぉん」をわたされます。
「なーすこーる」のようなすいっちをにぎらされ、おしたりおさなかったりです。
こべやからでたあと、いいもわるいもなにもいわれませんでした。

「しりょく」けんさでは「だい6かん」にたよりきったため、かなりのこうとくてんをまーくしてしましました。
ふしんにおもったかんごしからはかりなおしをめいじられましたが、「しんがん(こころのめ)」はすべてをみとおしてしまって、けっかはおなじでした。

・・・とうとうこのしゅんかんがおとずれてしまいました。
あの「ばりうむ」をのまされるのです。
まずは「みず」といっしょに、かりゅうの「たんさん」をわたされます。
・・・しゅわしゅわしますね。
つぎにだいのうえにたたされ、ここからがほんばんです。
しろくおもたいえきたい、ばりうむをのまされます。
のどをとおらないことこのうえありません。
たいしてなかもよくないおとこのひとからのしじで、ぐらんぐらんするましーんのうえでいいようにされます。
「さかさづり」にもなりました。
かんぜんにあたまがしたになる、ありえないたいせいです。
さいごに「あーむ」による「ふくぶあっぱく」わざがさくれつします。
ものすごくちからづよくおしてくるので、あばらがなんぼんかやられるかとおもいました。
おわったあとは「げざい」をわたされます。
・・・たいみんぐとふくようするりょうをまちがえると、おそろしいけっかになるやくぶつですね。

さいごは5かいにて、どくたーによる「しんだん」です。
わかいじょしのどくたーでした。
・・・こども?
あきらかにとししたの「じょい」からいいように「しょくしん」されます。

すべてがおわり、1かいにいるかんしゅちょうのもとへともどります。
「もどったか1221ごう、けっかは3しゅうかんごにゆうそうしてやるからな」
ありがとうございます。(ながいものまかれ)
「おまえはさくやの9じからぜっしょくしているそうだが、いまからはたべてもいいぞ、しょくじけんをつけてやろう」
ありがとうございます。
「あぶらこいものや、さけはひかえるようにな」
ありがとうございます。
いがいとやさしいかんしゅちょうにみおくられて、しゃばへとおくりだされます。

そとにでました。
じゆうです!
さてなにをたべようかな、とおもいさいしょにめについたのは、きいろじにくろじでみせのながかかれたかんばんでした。
このみせは「にんにくとあぶらをぶちこんだこってりすーぷ」と「たわーのようにうずたかくもられたもやし」でなをはせる「めん」せんもんてんです。
なにかがまちがっているきもしましたが、これはこれでよいでしょう。
のれんをくぐり、しょっけんをかいもとめます。
とうぜん、さっきもらった「しょくじけん」はつかえるはずもありません。
・・・たいりょうのあぶらとめんともやしにやられ、かんしょくしたあとのだいこうかいがまっていることには、このじてんできづかないざんねんなじぶんがなによりもいとおしいとおもう、そんないちにちでした。

(おわり)

投稿者 yoshimori : June 13, 2012 11:59 PM
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