本日ァ目黒区での年四回公演の落語会でござんす。
『中⽬⿊寄席 第109回公演』
@上目黒二丁目・中目黒GTプラザホール
瀧川鯉和(こいわ)◆道灌
「修行がつらくて10キロ太った前座です」
春風亭柳若◆のめる
「9⽉で⼆ツ⽬になりました、鯉ちゃ改め柳若です」
「私の二ツ目昇進と同時期にありましたのが、桂平治師匠の⽂治襲名ですね」
「落語芸術協会では、この襲名披露公演で人手が足りないんですよ」
「せっかく前座の仕事から解放されたはずなのに、お手伝いで前座仕事をやらされてました」
「また、同じタイミングで古今亭文菊師匠の真打昇進披露を行っておりまして」
「しかもこの方は抜擢真打ですからね、話題性はもありましてお客様も大変な入りでしたよ」
「で、同じ頃上方では桂三枝師匠の文枝襲名がありましてね」
「…柳若二ツ目昇進は見事に霞んでゆくわけです」
瀧川鯉昇◆時そば(蕎麦処ベートーベンVer.)
「先日、立川志の輔さんの故郷、富山は射水というところへゆきまして」
「この時季はもう少しで、白海老と鰤が美味しくなるんだそうで」
「…もう少しでという時季でしたので、その晩はきのこ鍋でした」
本編:
「好きな甘味は何だい」
「へぇ、ココナッツで」
「十、十一、十二、十三、十四、十五、十六…」
サゲ:
「好きな甘味は何だい」
「へぇ、蜜で」
「四つ、五つ、六つ…」
お仲入りで御座ィます。
喫煙所には鯉昇師匠のお姿が御座ィました。
春風亭柳若◆悋気の独楽
サゲ:
「肝心の心棒が狂ってます」
瀧川鯉昇◆味噌蔵
「柳若はあたしの前名でもありまして」
「まァ真打の名跡ではないということで、何代目であるという代数は付かないですが」
「先代の柳若は高崎の方へ地方公演に出掛けたまま、それきり戻ってこなかったという方でして」
「初代はと云いますと、ちょっとそこまで行ってくると云って、そのまま帰らなかったんだそうです」
本編:
「豆腐屋」という存在を知らずに「から屋」と信じ切っている小僧のくだりが、前後が入れ替わったようで、しゅーるな会話になっておりました。
サゲ:
「味噌蔵ィ火が入った」
丁度時間となりましてあれから、目黒川沿いの店を目指して歩き始めますてぇと、渋谷駅の山手線ほーむにてにて外国人の方が日本人の間接的な迷惑行為を摘発していたなてぇ報告が入るんですがね、それはまた別のお話。
(了)
投稿者 yoshimori : December 4, 2012 11:59 PM