January 26, 2013

◆『未知の天然成分を配合』

本日ァ亀戸での落語会でござんす。
当初勝手前手にも会場が「亀戸天神」と思い込んでまして、直前までぼんやりとしてましたが、地図を眺めますと全然違う場所でして、ざっくりでも確認作業は必要だと感じた次第で御座ィます。
境内にあります亀戸七福神のお二方、大黒様(でぇこくさん)と恵比寿様(えべっさん)に水を掛けたりなんかしましてから会場入りします。

『第八回亀戸寄席 「柳家喜多八独演会」』
@亀戸三丁目・亀戸香取神社参集殿2階

柳家喜多八◆筍

「これでもね、仲間内じゃァ食通として名が知れてるんですよ」
「都内の・・・立ち喰いそば屋のつゆが辛いか甘いか、麺の蕎麦粉の割合から何まで全て頭に入ってますよ」
「あたしはね、掻き揚げ天ぷらそばが好きなんですよ」
「日頃は若ぇもんに箸の上げ下ろしはうるさいんですがね」
「この時ばかりの箸の持ち方はこう(逆手)ですよ」
「こうやって掻き揚げをずぶずぶと沈めましてね」
「やはり食通は違いますな、ここで分かれるわけですよ」
「百円玉をびしっと出しまして、もう一枚掻き揚げを追加しますよ」
「決して庶民には真似はできない」
「で、沈めた一枚と上に載せたもう一枚の二枚の掻き揚げそば」
「こんな贅沢はありませんな」
「・・・その後からやって来る胸焼けとの闘いが待ってるんですがね」

柳家喜多八◆明烏

「止そうよ、待っても来ないよー」の一言で何の噺が知れるってもんです。

サゲ:
「あなた方、お二人で帰ってご覧なさい、大門で縛られる」

お仲入りで御座ィます。

柳家喜多八◆二番煎じ

「火事」の単語でどの噺かと気付くのは、これと「火事息子」ぐれぇですかね。

丁度時間となりましてお開きで御座ィます。
物騒な倶利迦羅紋紋(くりからもんもん)が腕に入った粋なねえさんらと駅前の裏路地に入った辺りにある店にゆきまして、焼きもんと鍋もんを交互にいただき、胡瓜をぶち込んだ壜に酒ぇ注ぎ入れるんですがねぇ、それはまた別の話でござんす。

(了)

投稿者 yoshimori : January 26, 2013 11:59 PM
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