April 25, 2013

『はじめての芸州』

よもや鉄板奉行職を拝命するとは思いもよらず、手近なマニュアルを眺めながらの俄か奉行である。
主人公格でさえない登場人物がいきなりガンダムに乗れと云われている気分にもなる。

<広島風お好み焼きの材料(1枚分)>
・生地 50cc
・キャベツ(千切り) 120g
・青葱(小口切り) 3g
・もやし 30g
・中華麺 1玉
・豚ばら肉(スライス) 40g
・鶏卵 1個
・天かす 10g
・紅生姜 10g
・青海苔 0.2g
・花鰹(踊り節粉) 2g
・鰹粉 1g
・お好みソース 適量
・焼きそばソース 適量
・マヨネーズ 適量

(1)きじのばし
中温で熱した鉄板に薄く油を引いて、「生地」を中心から外側に向けて手早く回しながらのばす。(直径20センチ)
へらは円を一周させるように撫で付けるきもちで手早くのばす。
※生地は後に「つなぎ」として使用するので少量を残しておく。

(2)こなまき
生地の上に「鰹粉」をぱらぱらと撒く。

(3)きゃべもり&ふぁいやー
焼けつつある生地の上に「キャベツ」を山盛りにのせる。
鉄板の温度を「強(200度以上)」に設定。
※キャベツは真横に切り、上側は3ミリ幅に、下側は2ミリ幅の千切りに。

(4)かすのせ&べにしょーのせ
「天かす」をのせる。「紅生姜」も。

(5)ねぎのせ
刻んだ「青葱」をのせ、その上に「もやし」をのせる。

(6)ぐのせ
「豚ばら肉」を重ねないように一枚ずつ、全体にかぶせるようにのせる。
※「いか、えび、ほたて」等他の具材もこのタイミングで。

(7)きじつなぎ
その上につなぎの生地をかける。

(8)たーんおーばー
大へら2本を両手で使い、ゆるやかに持ち上げて手首の返しでさっとひっくり返す。

(9)とりつくろい
当然はみ出る具を中に収納して体裁を整え、上からへらで軽く押さえて、具材を蒸し焼きにする。

(10)そばいため
具に火が通るのを待つ間、隣で「そば」を炒め、「焼きそばソース」で下味をつける。
炒められたそばを円形に広げ、その上に(9)のお好み焼きをのせる。

(11)たまごやき
「鶏卵」を鉄板に割り入れ、へらを用いて20センチ(お好み焼きサイズ)に広げ、その上に(10)をのせる。

(12)たーんおーばー2
再びひっくり返して、玉子焼き面を上にする。

(13)できあがり
玉子焼き面に「お好みソース」を塗り、「青海苔」「花鰹」をふりかけて完成。
マヨラーには「マヨネーズ」を。

(14)いただきます
作業工程は面倒なものの、それらしい形と味になっている。
ハイカロリィだぜ、ヒャッハー!

無事に責務を果たして安堵する。
それでも内心、シンクロ率なんてあるわけないのにいきなりヱヴァンゲリヲンに搭乗しろと云われているきもちにもなるのだ。

(了)

投稿者 yoshimori : April 25, 2013 11:59 PM
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