April 27, 2015

『ぶつけた拍子にヘテロクロミア』

◇6時前に目覚める。
◇朝は鰺サンド、アロエヨーグルト、アイス珈琲。

◇ジャケットの右の袖口から小さい径の輪ゴムが転がり出てくる。
◇例えば…長葱三本を一束にする際、三本が離れ離れにならないように固定するようなサイズのそれ。
◇…昼時分に葱の切れっぱしが出てきたら厭だなと勝手に憂う。

◇昼は讃岐うどん、いかフライ。
◇外が程好い気候なので、近隣にて公園デビューしてみる。
◇老婆が同席する許可を求めてきたので、「どうぞどうぞ」と立ち上がって去ろうとすると、「そんな、立ち上がらなくても…行かないでください」と云われる。
◇「私の為に気を遣っていただくても」という意味合いだろうが、引きとめられるようなニュアンスの台詞を吐かれるとは想定していなかったので、一瞬口籠ったのは事実である。

◇夕刻に退出し、地下鉄でまっつぐに新宿区へ。
◇特に空腹感もないまま、何を口にしてよいのかわからないながらも、近い将来に呑んだくれたいと考えた。
◇軽くて水分の少なそうな品を物色するが、どれもがベクトル違いと感じる。
◇しばしさまよった挙句、野菜成分を補填する方向性で店の暖簾をくぐる。
◇「草食系」と名付く麺類を頼む。 ⇒もやし、キャベツ、白髪葱
◇…初めからわかってたことだが、そもそも当初の趣旨に合ってるはずもなく、酢、辣油、黒胡椒、にんにくで調整を重ねてとりあえず完食。

◇20時に少し前、通りから路地に入った本年度初と思しき店に向かう。
◇道を曲がった先に外に出されたテーブルが見え、数人の影が街灯に浮かび、店内が既に混んでいるの想像した。
◇一席だけが空いており、座って沖縄的な飲料を頼む。 ⇒"Orion"
◇スマホをいぢり倒していたらバッテリー残量が限りなくゼロに。
◇予備と交換する。

◇21時過ぎ、二軒めを目指して移動するも、看板の姿さえなく開店していない様子。
◇階段を上がって閉じた扉のドアノブを捻っても明らかに施錠されているので、諦めて撤収。
◇山手線に乗って渋谷へ。

◇…駅前の密集度が濃ゆいと感じた。
◇四月は出会いと同じ数の別れがある季節だもの。

◇二軒め、宇田川町。

"Ardbeg"

◇徒歩による発汗なのか気温によるそれなのかわからないまま、だくだくと流れては拭うという動作を繰り返す。

◇職場における男女間の空調管理攻防戦について。
◇壁にパネルが備え付けられていてなまじアジャスタ可能な環境に置かれていると、寒暖差に起因して水面下で静かなバトルと化す。
◇集中管理されている環境ではそれがままならず、独自に温度調節するしかないので諍いも小競り合いもない。

◇24時過ぎに撤収。
◇帰宅後、未明に気絶。

(了)

投稿者 yoshimori : April 27, 2015 11:59 PM
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