『第七十一回 鳥越落語会』
@浅草橋区民館四階ホール
柳家ろべえ◆唖の釣り
「この間、中野で(金原亭)駒治くん、(柳亭)市弥くん、(蜃気楼)龍玉さんと飲んでましたら、(三遊亭)天どんさんそっくりな人が居ましてね」
「天どんさんに電話して呼ぼうとしたんですけど、『新宿なら行くけど中野には行かない』って断られました」
「末廣(亭)のトリが(柳家)小三治師匠でして、打ち上げが近くにある『長春館』という焼肉屋でしてね」
「ここはタモリさんもよくいらっしゃるそうです」
柳家喜多八◆元犬
「今日は近所(鳥越)の祭りってんで、(客入りが)全滅なんじゃねぇかなんて云われてましたけど」
「…そうでもないですなァ」
「池袋(演芸場)の代演に行って来ました」
「客席には筑波大付属坂戸高校の高校生が三十六人ですよ」
「嬉しいですね、よく笑ってくれました」
「…まァ偏差値低いね、『元犬』で笑ってるようじゃね」
「楽屋に(林家)正雀あにさんが来まして」
「蔵前の八幡様には『元犬』の碑があるってんですね」
「ひとつ見に行ってやろうじゃないかと行きましたらありました」
「…これが従軍慰安婦の像みたいに少し悲しそうなんですよ」
<本編>
・シロの台詞「シロってんです、ただシロってんです」を「タダシロウです」と直球
・「もと(女中の名)や、もとは居ぬか」の件はカット
柳家喜多八◆船徳
<本編>
・船宿の親方と若い衆(若手船頭)は登場しない
・常連がその連れを背負って桟橋に上がる描写はカット(大川に浸かったまま)
仲入り
松木優子◆唄と三味線
一、「伊勢音頭」 ⇒「まずはご挨拶代わりに」
二、「大漁節」 ⇒桂唄丸 出囃子
三、「野毛山」 ⇒五代目 古今亭今輔 出囃子
四、「東八景」 ⇒柳亭市馬 出囃子
五、「(伊勢の囃子?)」 ⇒「~がとりもつ縁かいな~♪」
六、「(数え唄)」 ⇒「ひとつとせ~♪」
七、「(数え唄、寄席アレンジ)」 ⇒「御簾の裏に暮らしてる」
八、「愛あればこそ (『ベルサイユのばら』より)」 ⇒「宝塚(歌劇団)風の羽根を付けた喜多八師匠のプリクラシールを携帯電話に貼られました」
「これはアンドレとオスカルのシーンですね」
「下座が嫉妬してるだけなんです、だから演るんです」
柳家喜多八◆宮戸川
「バレ噺(艶笑)が演りたいんですよ」
「(古今亭)志ん生師匠の『鈴振り』なんてぶっ倒れた後だしね」(※読売巨人軍優勝祝賀会にて脳梗塞を発症して転倒)
「…患ってるほうがいいのかしら?」
(了)
投稿者 yoshimori : June 30, 2015 11:59 PM