気が付けば、
左二の腕に直径2センチ程度の青痣ができている。
右膝の内側にもある。
あっ、人に言えない場所にも。
見に覚えがないまま日々を過ごしているが、初めてではないことに気付いた。
考えないようにして忘れることにする。
そうやって多くのことを裏庭に投げ棄てているようだ。
気が付けば裏庭はいっぱいに。
(了)
■海中にいる。
■貝と貝がぶつかり合うのを眺めている。
■「大切な人」と書かれたメモが浮遊する。
■不定形な河豚が少年の顔に張り付く。
■最後に登場する魚介類の顛末が壮絶だったのだが、種類と行動を失念。
■義眼のパン職人が沈んでいる。
■暗く深い海が大嫌いなのを再確認する。
分析:うみはこころのやみをあらわします。たのむからそとであそびましょう。
(了)
木造=燃えやすいと考えている人には馴染めない喫茶店内。
編集者とデザイナーが打ち合わせしている。
「今度うちで出す企画で、百年前のカーレースってのがあるんですよ」
『チキチキマシーン猛レース』のガンセキオープンとか出てそうだな。
「あれはただの石じゃないですか。で、そのレースなんですけど、ヨーロッパではアムンゼンの南極探検ばりに広く知られてるみたいなんですけど、今度日本で始めて出版するんですよ」
パリ=ダカールみたいな? パリダカ。
「ええ、この場合は『パリ=北京』ですけど」
パリペキ。遠いなあ。
「そんな略はない」
トヨタとか出てる?
「出てませんて。出場したのは5台だけです」
完走は無理だろ、百年前じゃ。
「いや、それが2台はたどり着いたんですよ」
他のは?
「今もゴビ砂漠に埋まっています」
いい話だなあ(涙)。
(了)
■沿道に雪が積もる道を単車で走っている。
■身体は寒くもないし、手は冷たくもない。
■後続には中学校時代の同級生(♂)が付いて来ている様子。
■たぶん、現JUSCO店員。
■かつて知ったる道路のようで、近道を山頂を目指すが、河川や泥濘が行く手を遮る。
■女、登場。
■「道に迷っている」という。
■付近の民家で尋ねたらよかろうと助言する。
■実は女、ニュースキャスターで、「今日のフラッシュアップ」なる番組のコーナーを担当しているようだが、時流・時節にはやたら疎いという。
■いずれ番組を降ろされるんちゃうかと危惧する。
■単車から降りては、携帯のカメラで木々や遠くに見えるゲレンデを滑るスキーヤー達を撮影。
■少年スキーヤー達が蟻のように列を成して滑走している。
■我々は昼休み中に山頂を目指していたようで、戻らなければいけない時間が差し迫っていることに気付く。
■が、ぬるい職場にいるようで、さほど問題もないので愚図愚図している。
■いつまでも愚図愚図している。
分析:いちめんぎんせかいはこころのくうきょさをあらわします。そとにでてあそびましょう。
(了)
土曜の午前中、歯科医院に予約を入れていた気がして診察券の予約欄を眺めている。
・・・先週ぢゃないか。
時間は戻らないし、最後の親不知が残っているのを思い出し、この上また複数通院するのかと暗雲たる気持ちになる。
ラストいっぽ~ん。
(了)
「いやー、真鴨が美味しい季節になりましたな。
わりと赤い部分が多くて、脂ギッシュですからね、駄目な方はたぶん駄目でしょうな。
長生きしたいご年配の方にはお奨め致しませんよ、ははは。
大振りの身が串一本じゃ支えきれなくて二本差しですわ、武士武士。
身は至って軟らかでねえ、冷めてもさほど硬くはなりませんが、お早めにお召し上がるのが美味しいですねえ。
あ、あと、葱もご一緒にいかがですかと」
じゃあそれひとつ、葱も。
「はい、鴨が葱背負ってきましたよー」
不慣れな中年女性従業員は至って無表情に、しかも言わされてる感ありありの顔で品を届けるのだった。
(了)
シチューを作る。
具は秘密。
も、もしかして、
■わりと具合が悪い。
↓
■諸事情により暇になる。
↓
■収入があれだから自炊する。
↓
■普段作らない献立にしてみる。
↓
■意外といける。
↓
■調子に乗って食材に凝ってみる。
↓
■収入があれなのに。
わ、私に少し考える時間を下さい。
(了)
大型雑貨量販店。
見るからにヴェトナム系な青年が、連れの友人と母国語で話している。
酒が入っているのか、声質はビブラート気味。
「いらっしゃいませー、どうぞ手に取ってご覧下さーい」
ヴェトナム人の放つ大層流暢な日本語が狭い店内によく響く。
連呼しては友人と笑い合っている。
友人は、「恥ずかしいな、お前ー。俺、他人だからな」的ニュアンスの表情。
うっかり店員と間違えてくれる奇特な客はおらず、彼らの存在は正規従業員を圧倒し始める。
件の台詞以外は全てヴェトナム語なので、絡み辛いことこの上ないのだが。
(了)
午後の部からの通院。
施術師から、「内臓とか悪くないですよね?」と問われ、激しく動揺する。
いや、たぶん、悪くない、と思うですよ、ははは。
夕方から雨。
終日、パスタばかり食べている。
具が違うだけ。
原材料のいわゆる「デュラム小麦のセモリナ」は悪くないと思うのだが。
(了)
やっぱりNHKを観ている。
■春風亭小朝が出ている。
■演目はオリジナルのようだ。
■父の葬式に参列した若い女と話している。
■亡父の息子、「私はいいんですけど、棺に抱きつきながら泣いていると、『愛人かしら?』といぶかしむ連中もいますよ」と。
■「しかも、父のことを『ボビー』って呼んでましたね」
■女、亡父とは、ネットの漫画コミュで知り合ったという。
■女、「ボビーは彼のペンネームでした」
■女、息子に対して、「ボビーは、ガッチャマンではコンドルのジョーが好きでした、あなたと同じように」
■息子、その事実に涙ぐむ。
■実は女は亡父と組み、ガッチャマンとセーラームーンを足して2で割り、キューティーハニーの衣装だけを採用したオリジナルの漫画を描き、コミケで出店していたという。
■女、コミケ会場ではキューティーハニーもどきで露出度高めのコスプレを。
■亡父の意外な活動に驚きを隠せないながら、シンパシーを抱く息子。
■女、「この衣装を棺に入れて下さい。出来れば、死装束の下に着せて下さい」と懇願。
■息子、「いくらなんでも70を越えた父にそれは」とやんわり拒否。
■女、「あなたなら理解してくれると信じていた」と詰め寄る。
■息子、「じゃあこうしましょう。私が貰います」
■女、「で、どうするんですか?」
■息子、「私が着用します」
■女、「やっぱり、親子ねー」と。
小朝の新作を、いやらしいなと思いつつも観てしまう。
故・手塚治虫が時代に迎合せざる得なかったという苦悩を思い出す。
それもやっぱりNHK。
(了)
朝、たぬきつね温玉そば。
揚げ玉と揚げと温泉玉子が入っている。
皆も知ってると思うが、「たぬきつね」という動物はいない。
昼、味噌もやしらーめん。
厨房では「赤一丁~」って言ってる。
メニューにはそんな表記はない。
後続の親子連れが「赤、三丁ね」と伝えている。
軽い嫉妬心を覚える。
夜、氷見うどん自然薯めん。
最近聴いた話だが、登録商標としての「氷見うどん」を高岡市にある製麺所と訴訟中だったようだが、氷見市側が勝訴したという。
最初から高岡サイドが土地の名で負けている思うのだが。
ていうか麺ばっかじゃん。
そうそう、つるつる好きだもの。
(了)
部屋にひとりでいるとー、
バスルームから物音がする。
水滴にしては多いな。
たたきつける水音のリズムが一定だ。
ちょぴんくん?
・・・。
ぴちょんくんだった。
しかも水道局かその辺のキャラと思いきや、ダイキンだった。
妖怪でいうと、属性「現象の説明」、みずもらし。
水を大事に使わない子どもの足の皮を剥く、訳もなく剥ぐ、剥いて喰う。
勝手に付けた、いま付けた。
バスルームに行くとー、
夥しい量の水滴が、鍾乳洞を形成するが如く天井から落下している。
あらやだ、歯を磨くだけで、髪にワックス付けるだけでずぶ濡れかしら。
おそらく、階上の水回りの不備で漏れているのだろうが、特に被害もないので放置。
管理人に説明するのも面倒だからという理由でほったらかしに。
今日も何処かで誰かが蛇口を捻っている。
ぴちょん
ひぃ。
(了)
■全校集会に遅れて参加。
■クラスごとに唄と踊りを披露しなければならないようだが、内容がさっぱり分からない上に、仕切る役割の生徒がいなくて統制がとれていない。
■呆然と立ち尽くしている。
■同級生同士の人間関係について話している。
■誰が誰をシメたか、とか。
■それは人間関係とは言わない。
■ひとりの女子生徒が体育館の窓から上半身だけを乗り出している。
■電車から身を乗り出す子供を見ている心境になる。
■危ない危ないとはらはらする。
■学年主任より、「『ブナの木に20年』を知らないでここに来た生徒は残るように」と伝えられる。
■怯えつつも残る。
■漫画のひとコマにされ、「次もこんなんだったら死刑!」と言われ、「ひえ~」というオチになっている。
分析:くらいへやにばかりいないでそとにでてあそびましょう。
(了)
父と話す。
「お前に言わなければいけないことがある」という。
何ですか、何なになに、と否が応でも盛り上がらざるを得ない自分。
父は溜め息混じりに述懐し始める。
以下はその内容。
■車庫から車をバックで出そうとした。
■人がいないことを確認し、後退し始める。
■親戚を見送った祖母(父の母)が車庫前に戻ってくる。
■父、祖母の位置が死角になっていて気付かない。
■「ギャー!」と聴こえ、何か乗り越えた感触がタイヤを通して伝わる。
■慌てて車庫内へと車を戻す父。
■再び何かを乗り越える。
■「またキター!」との悲鳴。
■車から降りる父。
■倒れている祖母。
■救急車と警察を呼ぶ。
■祖母の脚は、車両が二度乗り上げたにもかかわらず骨に異常は無し。
■幾日も経たないうちに元の生活に戻る。
■事情を知らない身内は、病院にて祖母がいるはずのベッドが空いているので激しく動揺する。
■(以下割愛)
「またキター!」というところで食べている飯を噴く。
父には、いやー無事でよかったと慰めておく。
ていうか、孫はひと月も具合が悪いというのに。
(了)
社会性ゼロという日々、NHKニュースを見ている。
千葉・館山では、円形のビニールプールを海水で満たし、アワビのレースなるイベントが開催されているという。
夜行性であるため、暗所へ逃れようと競って移動する哀れなアワビたちを映している。
さしたる感動もなく眺めていると、日常とは思えない光景であることに気付く。
・・・!
きゃー!
触覚が!
触覚がっ、長い!
絵的にもう駄目。
磯野家にアワビちゃんっていたら厭だなと考えている。
(了)
12日に元「フォークダンス DE 成子坂」の村田氏が亡くなったとの記事を目にする。
死因は不明だが、室内は荒らされた形跡もなく、警察発表では病死という。
既に成子坂のひとりも顔が浮かばなくなって久しいが、記事内には村田氏の元相方の動向については触れられてもいなくて、村田氏は新ユニットを結成していたと文中にある。
村田さんは「成子坂」の解散後、「鼻エンジン」というコンビで活動していた。
葬式で読経している僧侶のヅラが時間と共にずれていくのを必死で見ないようにしていたことを思い出す。
(了)
「お前さー」
うわ、びっくりした。急に話しかけないでくださいよ。
「駄目だなー」
何がですか。
「さっきカラスがゴミ袋破ってたぞ」
まじすか。あ、ほんとだ。あいつらー。
「ていうかベランダにゴミ袋置くなよ」
はあ、気をつけます。
「あと、今日はカルカンな」
え? 何で初対面のあなたに食事を要求されなきゃいけないんですか。
「分かってないなー」
あ、あ、すいませんすいません、寄らないで、げふごふごぼ。
「モンプチもな」
コンビニ行ってきます。
黒いの、怖い。
(了)
「ただいまー」
あ、お帰りー。どうだった?
「どうもこうもないよ。もう最悪」
また駄目だったの?
「もう全然話にもならないんだよ、あいつら」
役所仕事だからね。
「国旗だからとか国がどうとか意味分かんないことばっかり言いやがって!」
うちの玄関の何がいけないのかしら?
「いつか誰が正しかったか分からせてやる!」
うん、頑張ろうね。
いろいろ間違ってるな。
ずれてるし。
(了)
「メイドだ、メイド! ほらほらほら、メイド!」
興奮するなって。
「さ、撮影やってる! 見に行こう今行こうすぐ行こう!」
落ち着けって。
「何やってんだよ、走れよ!」
慌てんなって。
「あ」
なになにどうした?
「本物のメイドかと思ったら、ただのコスプレだったよ。がっかりだな」
当たり前だ!!
(了)
ギター片手に河原を歩く男。
時折座っては適当に弾き語る。
「そこのお前」
は、はい。うるさかったですか。
「ああ? なんか唄ってたな。それより、それ取ってくれ」
それってどれですか?
「それだよ、目ぇ付いてんのか?」
ああ、この猫じゃらし。
「違うよ、使えねぇなあ。それだってば」
このナナフシですか。
「それはただの枝っきれだろ! その隣のだよ!」
ああ、これ。はいはい。
「これじゃねぇよ! これ何だ!? 虫か? 石? 気持ちわるっ」
たぶんどっちでもないです。
「いらいらするなあ。お前の足元にあるそれだよ」
このツナ缶ですか、空ですよ。
「その中の小銭に用があるのよ、ふふ」
厭な猫だ。
(了)
よく煮込まれたスープの香りを200メートル四方振り撒く店舗へ足を運ぶ。
臨席には出版・編集系の職に就く中年男性ふたり。
「佐藤さんの英語って凄いと思うんですけど、何か聴いててムカつくんですよ」
「佐藤さん嫌味なくらい巧いからな。そういえば彼、パイロット免許持ってるらしいじゃんか」
「しかもジャンボらしいですよ」
「まじで? この仕事辞めても飛行機乗れるんだ」
「いや、僕としては再来年あたり、二丁目で店出して、『あたしもほんとは飛びたかったのよ~、ジャンボ~』なんて客に絡んでて欲しいですね」
歪んだ嫉妬心だ。
(了)
Nスペを観ている。
『ドキュメント北朝鮮 第3集 核をめぐる戦慄』
村上春樹『羊をめぐる冒険』に似ていると思ったが、「をめぐる」だけだ。
ヲメグル。
内容は、北朝鮮が金日成時代から核研究しているという事実をアメリカは監視し続けているらしく、最近は調子付いてNPT(核不拡散条約)脱退なんかしてはっちゃけてるみたいなのでここはひとつ駄目出ししとくかというもの。
当時、ソヴィエト連邦より核融合の技術者招き、物理学専攻の学生らに技術指導・施設運営を要請していたというが、「これだけは譲れない」という姿勢で北朝鮮側が提示した核施設の呼称が、
「家具工場」
って、不自然過ぎるだろう。
雑だなあ、君ら。
その一方、NPT脱退前、強制査察を前にし、急遽核施設を壁で囲い、「軍事施設」として隠蔽。
「国家機密をさらす国がありますか」という逆ギレ姿勢の方が説得力はある。
(了)
以前所属していた会社には、「室長」なる役職があった。
社員総数6名にも満たないのに何の室の長か。
実はこの女性室長、「社長の妻の母」という微妙なポジションゆえに祭り上げられていることが後に判明。
「社長室長」ということか。
それって社長じゃん。
(了)
■河川の土手沿い、数年振りだろうという江東区民(♂)に出会う。
■数年前、彼にアニメのDVDを貸していたことを思い出す。
■彼は私の知らない男を連れ、ネットで知り合った女に会うという。
■彼の趣味か男のそれかは不明。
■撮影もあるという。
■気になったが行かない。
■彼らと別れ、土手沿いを歩く。
■巨大な孔雀が現れ、襲われる。
■あまりにも巨大なのでのちのち語り継ぐ為の物証を押さえようと、携帯のカメラで撮影を試みるが、うまく撮れないばかりか凶悪な爪で妨害される。
■これがネットで知り合った女かと思う。
■容姿が派手なのは明らかにオスなので違うと考える。
■帰宅。
■炬燵のある室内には山口県人(♀)ともうひとり知らない女。
■この女が例の? とも思う。
■会話の内容を聴いていると、ネットの女とは違う様子。
■談笑している傍らで、例の男がまた別の女を脱がせている。
■この女が! 例の! なるほど! 何がなるほどだろうか。
■女、へそだけは見られたくないらしく、腹部に小さな紙切れを貼り付けている。
■至って事務的に女を脱がせてゆく男。
■同じ炬燵で女の子が陵辱されているというのに、まるで動じない女ふたり。
■山口県人、「いろんなフェチがあるのねー」とコメント。
■自分は撮影担当に任命され、黙々とカメラを回す。
分析:へやにとじこもってないでそとにでてあそびましょう。
(了)
実は11月いっぴで通算365回だった。
虚言・妄想も回を重ね、幾ばくかの罪悪感と共に押し寄せるカタルシス、いや積み重ねたところで妄言には違いない。
諸事情により、現実世界とは隔離されている現状は何かを象徴しているようだ。
コミュニケーション不全とは自らの意思で生まれるに相違なく、やんごとなき理由で引きこもる方々に対して、「君ら実家だから働かんのだろ、せからしかー」としか評価できないばかりか、現実逃避にも似た浪費の日々を送るのだ。
「男不思議ちゃんに需要は無い」
面白いかどうかは別にして、店員にとっては「困った客」でしかない彼らに市民権はなく、不安と焦燥だけが原動力だ。
何を書いているのか分からなくなってきた。
おめでとう、自分。
(了)
通院を余儀なくされていた時のこと。
8時15分から受付開始というので、8時きっかりに病院に到着。
・・・既に20人くらいが待合室のソファーに規則的に座って並んでいる。
まあ、年配の方にとっては社交場でもあるしな、と持参した文庫本を開く。
・・・集中できん。
ほぼ全員が隣同士、もしくは席を隔てて話し込んでいる為、学級崩壊にも似たざわざわ感。
君らずっと前から知り合いなのかと疑うほど、既にコミューンは成立しており、新参者である自分だけがかなり浮いた存在。
しかも後続の患者、人がページをめくっているのにガンガン話し掛けてくる。
「何を読んでおられるのですかな?」
えっ、あー、これ? 京極夏彦ですけど。
「ほう、豆腐小僧! はー、へー」
(嗚呼っ、タイトルを口に出して読まないでぇ)
「何処かで怪我でもされたんですか?」
ええ、まあ。
「事故か何かですか?」
まあ、そんなもんです(説明が面倒だから生返事)。
・・・健康っていいな。
(了)