September 30, 2007

『水道2-5-23』

あいにくの雨の中、数年振りにフリークライミングに向かう。
日曜だからか、わりと混み合っている様子。
久方振りに訪れた施設内部は大幅に改装されており、従業員も増員されている。
訊けば、先日は3分の1の入りだったという。
雨の為に、屋外組が流れて来ているのだろうか。

t-wall_01.jpg
責任が伴う命綱系はスルー

なまじ垂直系の壁に飽きちゃったばっかりに、若干手前に斜めった壁に挑む。
・・・。
えーと、既に腕が上がりません。
上り階段すらも腿がつらい。

どうせ明後日あたりに筋肉痛が襲うのだろうと、中ジョッキすら片手で持てずに、流した汗を水分の代わりにもならない液体で補給するのだった。

(了)

投稿者 yoshimori : 10:40 PM | コメント (0)

September 29, 2007

『西荻南3-11-5』

諸事情により、総武線に乗り西へと向かう。
目的地にある喫茶店にて3時間も居座り、夜を待つ。
暗くなってきた、そろそろか。

nishiogi_01.jpg
期せずして楳図かずお先生とすれ違うが携帯をいぢってて後姿しか見ていない

沖縄料理店へ。
カウンターだけの店内にてボクシングジム帰りという屈強な男ら、泡盛をあおりながらテレビ中継の格闘技番組を観ている様子。
生ビールを頼んだつもりが、微妙な表現だった為か瓶が出てくる。
致し方無しと手酌。

yudoufu.jpg
目当ての湯豆腐

アーサ、豚肉が入った豆腐一丁の鍋に生卵。
想像以上に満たされ、苦しいくらい。

総武線と井の頭線で帰ります。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (0)

September 28, 2007

『道玄坂2-7-4』

目を覚ますと、既に閉店の様子。
記憶の断片に残るは、氷が溶け切ってほぼ透明な液体で満たされたグラス、
ってそれさっきまで飲んでたやつじゃん。

分かりやすい週末の過ごし方。
始発が既に動いているのは周知の時間、タクシーを拾う。

個人。
シートがやわらかい以外、他との相違点も見出せないまま自宅へと向かう。
電車を乗り換えたり、階段を上ったりする行為を換金して家路へ。

えーと、次の信号で降ります。
え? わたしが最後の客ですか。
へー、遅くまで大変ですねえ。
じゃあ今日はお疲れ様ってことですかね。
あ、じゃあここで。

おやすみなさい、ってもう朝だけどな。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (0)

September 27, 2007

『岩本町3-10-1』

終電ではない時間に帰宅。
裏口より階段を上がり、自室を目指す。
自室と同じ階の何処かで何か窮屈なうめき声。

doorcat_01.jpg
「おーい」
あ、先輩。

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「出してくれ」
いや、無理っす。

「頼むから」
ほんと勘弁してください。

あれやるから」
何を? ていうか何もらっても無理っすよ。

「冷てえな」
だって、そこ知らないひとんちですよ。

「義理も人情もないのかい」
んー、それを全面に押し出されても。

「お前の鍵で開くぞ」
まじすか? いや、ありえないっす。

「建物全体で共通だぞ」
それはないですってば。

「ったく、小心だなあ」
もうそれでいいですよ。じゃあもう行きますから。

「知ってるぞ」
な、何をですか。

「教えてやるから開けろ」
何を知ってるんですか!

「しかしお前もひどいよなー」
し、知りませんよ。もう行きますから!

「あっ、おーい! 知らないぞ、ここに住めなくなるぞ!

うう。
以後、眠れない日々を過ごす予定。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:15 PM | コメント (4)

September 26, 2007

『御成町9』

goyotei_01.jpg
寿福寺参道

鎌倉に対する思い入れなぞさほどあるわけでもないのだが、思いもかけず身辺に彼の地にまつわる事象が集まるとなると加速度的に意識は向けられ、物件のひとつでも見てみようかという気にもなる。

懐古に陥るのは甚だ易く、黒木の山門に通じる参道という絵面だけで、きもち持ってかれ、持ってかれるどころか魂は吸われ続けているのではと危ぶんでみるが、よもや参道に誘われて、宗旨すら異なる御影石の下に呼ばれるわけでもあるまいと、深く安堵の息をつく。

とはいえ、終の棲家とは言わずとも、よく燃えそうな木造建築に居をと止まらず、仮令消費以外に術を知らないとしたら、残された選択肢とは何ぞと思い、隠し板の無い箪笥から金子を引き出すことでも、錠前の無い金蔵に入ることでもないと知り、やや深刻に落胆せざるも止む無しと諦念も致し方無し。

例えそれが妄想としても。

(了)

投稿者 yoshimori : 10:08 PM | コメント (0)

September 25, 2007

『恵比寿西1-13-2』

数年前に一度来店したと記憶していたが、石段を上がって暖簾をくぐると、目の前には民芸調の内装。
カウンターの向こうに厨房があった気がしたのだが、記憶の間取りとは大きく異なる。
とりあえず着席。

nanaki_01.jpg
現時点では人の気配がしないが2分後満席に

■なめ茸
小鉢に盛った突き出しに過ぎないのだが、食べても食べても減らない。
隙を見て女将が足しているとの結論。

■凍み豆腐、卵焼き、鶏ロール、野菜炊き合わせ(人参、隠元)
「母さん、何で豆腐を雪に埋めてるの?」
「あらいやだ、母さんどうかしてた」
民俗学的にいうと各地方において同時多発的に「高野豆腐」は完成される。

■蕗味噌
味噌の甘さと蕗の苦味。
白飯よりも酒と。

■さくらもつ煮
馬の臓物煮込み。
卓上に置かれた瞬間に馬臭さでいっぱいに。

■戸隠蕎麦
田舎そばらしく黒い中太。
葱、大根おろし、山葵の薬味で頂く。
残念ながらつゆはやや甘い。

真澄2合程度でぐらぐらしながら渋谷へ。

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中秋の名月らしいが街は明るすぎる

井の頭線で帰ります。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (2)

September 24, 2007

『日本橋馬喰町1-11-10』

NHKを観ている。

9代目・入船亭扇橋、『御神酒徳利』。
ざっくり要約すると、今まで適当に生きてきた男が知っている事実をあたかも神の啓示ということにして無理ぐりに難を逃れていたが、その偽霊感を買われ、難病の治癒や幕府への密書の在り処を尋ねられ、右往左往するうちに追い詰められて、本気で神頼みしたところ、神託が降りて立ち回り、結果大金を得て日本橋馬喰町にて大店を持つに至るという、元はよろしくなくても頑張ればDreams Come True的なサクセス(虫の)いい話。

「あー、師匠、震えてるな」
ほんとだ、何処かの民芸品みたいだ。

「こういう人は演目が始まるとぴたっと止まるんだろう」
なるほど、芸人の鑑だ。

テロップ、『御神酒徳利』。

「・・・止まらないな」
止まらないね。

「まだ震えてるな」
まだ震えてるね。

「震えたまま終わったみたいだ」
出囃子の時は気付かなかったけど、退場も震えてるね。

震え込み込みで伝統芸能。

(了)

投稿者 yoshimori : 09:29 PM | コメント (0)

September 23, 2007

『円山町26-7』

BBQ用コンロ、購入後の使用が2度目となる日。

前日にアルコール類を大量摂取すると翌日は早起きしてしまうという、寝る為には体力が必要であるのにも関わらず全く備わっていない老人の如く早朝に目覚める。

空は曇天。
NHKを観ると、午後から雨になるとの予報。
予想はしていたが、思わぬ展開に愕然とする。
会の中止も考慮に入れなければ、とペシミスティックなホスト役。

「とりあえず秋刀魚を食おう」と男は言った。
こんな時間に開いてる店などあるものか、と近所にあるスーパーマーケットの営業時間を調べてみる。

24h

この「h」って何でしたっけ。
そんな質問すらも愚問としてスルーされ、とりあえず店へと向かうと開いている様子。

「秋刀魚置いてないみたいだから鯵にしよう」と開きを2尾、併せて大根、豆腐、白米を購入。

chairs.jpg
設置完了、後は炭火を熾すだけ

炭に向かい合うこと数十分、火が点き難いとされる備長炭と格闘してようやく着火。
意地になって段ボールだけでの点火を目指した結果、団扇を持った手がしばらくの間使い物にならない。

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炭火がじうじうと鯵の脂を焦がす

動かない右手から箸を取り落としながらも、鯵と共におそろしく早い朝食を済ました頃、迎え酒が効いたのか睡魔が襲う。
しばし仮眠。

4時間後に幾人かと合流し、件のスーパーへと足を運び食材、アルコール類を購入。
朝方並んでなかった秋刀魚は3尾買う。

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秋刀魚リベンジ

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秋刀魚が吐き出す白煙の凄まじさに通報されまいかと怯える

宴は深夜まで及び、死屍累々と横たわるゲスト達の邪魔にならないようにそっとベランダへ出て、未だ消えない街の灯りを映し出した曇天を眺めながらぐったりと横になるのだった。

・・・家主なのに外かい。

(了)


追記:
当日参加して頂いた方々、お疲れ様でした。
雨が降らなかったことに感謝します。
次回、秋の味覚で宜しくお願い致します。

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (6)

September 22, 2007

『南青山5-6-24』

店頭で名前を告げると、4人席に案内される。
まだ誰も来ていないので、先に始めている。
数分後、遅れてやってきた2名に飲み物を薦める。

「重大な発表がある」と男は言う。
何でしょうか。

「髪の毛がさ」
あ、待った、食べてからにしよう。

■真鯛のカルパッチョ
本日の鮮魚をオリーヴオイル、ビネガーであしらった前菜。
ルッコラの苦味と共に頂く。

「ごっそりとね」
あ来た、これ喰おう、これ。

■温野菜、バジルとアンチョビ
バジルとアンチョビ、2色のディップで湯がいただけの赤ピーマン、隠元、ブロッコリー等を頂く。

「もう手のひらいっぱいにさ」
これやべー、さささ、食べて食べて。

■イイダコとフレッシュトマトの軽い煮込み
にんにくの風味に蛸の柔らか食感、熱いトマト。
バケットを追加注文してソースをさらう。

「しばらく動けなかった」
〆にピッツァが来るよ。

■ピッツァ・マルゲリータ
バジル、モッツァレラチーズがトマトソースに乗る。
もちもち食感の生地でそろそろ胃は満たされる。

「突きつけられた現実を直視できない」
いやー、食べたねえ。

「お前も気を付けろ」

え? 何をですか?(逃避)

(了)

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (0)

September 21, 2007

『新宿3-10-xx』

「185センチもあるんですよ」という男、和田アキ子ばりに空母級パンプスを履く上司がいるという。
でかっ。何喰ったらそんな背に。

「何ですかね、肉ですかねぇ。しかも彼女、大野ってネタみたいな名前で、客先で『大きな大野とお見知りおき下さい』って名刺渡すんですけど、客の反応が全部、『でかっ』って一言で終わり」
本人は気にしてないみたいだね。

「寧ろ売りにしてますね」
絶対忘れんなー。

「そう、そのインパクトは兎も角、一度酷い目に遭いましたよ。前にキャバクラのオープンで店舗貸しの仲介やったんですよ。で、レセプションパーティに招かれまして」
例の上司と?

「ええ、それで彼女の隣にドレスが全然似合わない猫背の女が座ったわけですよ。ただでさえ威圧感あるのに、座高の差が半端ないでしょ」
ものすごく上から目線。

「で、その女の子の背中に尋常じゃないを見つけた彼女が、
『うわ、お前、背毛すごいな。これ剃れよ。坂本竜馬かよ!?』
って毛を鷲づかみしたらしいんですよ。そしたら、女の子号泣しちゃって、その場で『出て行ってもらえますか』って追い出されました。ご招待されてんのに」

全然いい話じゃないけど、185センチの突込みが素晴らしいと思います。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (2)

September 20, 2007

『道玄坂2-25-8』

諸事情により、BBQ用コンロを探している。
すぐに見つかる。
ベランダにて雨ざらしも甚だしく、自然の摂理から酸化鉄と成り果てている様子。
とりあえず組み立ててみる。

・・・錆び付いてネジが回らんな。
ネジが回らないことには、脚の取り付けは不可能と知る。
既に陽は落ちて、街灯がちらほらと点き出した頃、ペンチがどうしても見つからず、仕方なくハンマーでネジを叩き折ることに。

一太刀浴びせる毎に、その辺にいるだろう猫が鳴く。
ガン! ニャー! ガン! ニャー!
何処に潜んでいるのかも分からず、錆と鉄粉にまみれながら作業を続ける。

猫との共同作業も終えてようやく組み上がり、使用に耐えると確認されたので、安堵しつつ部屋へと戻る。

・・・ていうか、これをベランダで使用していいのかと今更ながらに不安になる。
炭火? まじすか。
煙? 善意の通報? 消防車?

突然の雨と、家主の小心さだけが心配です。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:15 PM | コメント (0)

September 19, 2007

『上目黒2-7-11』

「例えばさ、」と女は言った。既に日付は変わっている。
その服何処で売ってるの、とか訊かれるわけ」
女、「売ってる」を殊更強調する。

『何処で買ったの?』じゃなくて『何処で売ってるの?』って酷くない?」
あー、動物の顔が全面にあるTシャツとか気になるね。虎とか狼とか。

「凄い勢いで無しじゃん、それ」
巣鴨とかで売ってんじゃないかな。

「だからさー、売ってるのは場所かもしれないけど、買うのはあたしなの!」
まあまあまあ、どうどう、まあ気持ちは分からんでもないな。

「どうしてくれんの」
はい?

「だからどうしてくれんのよ」
えーと、巣鴨以外のおされタウンで買うのが筋かと。

「巣鴨以外ぃ? そんなグレーな答えは要らない!」
じゃじゃあ、おも、表参道、もしくは、だ、代官山!

「雑誌みてえな土地ばっか並べやがってこの野郎
誰!? し、知らない人がいる! 誰か助けて!

心無い『何処で売ってるの?』の数だけ人はやさぐれる。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (0)

September 18, 2007

『西新宿2-8-1』 (第2回・最終回)

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申請していた旅券を受け取りに都庁へ。
9時開業というので5分前に到着するも、既に並んでいる様子。

高額印紙を購入し、書類を提出。
引換えに受け取る10年用旅券と共に手渡される一枚の冊子。

「つなげよう あなたの家族との 命綱」

字余りな為に微妙な語呂の七五調ではあるが、当冊子には外務省が提供する、「米国・カナダ邦人安否確認システム」の利用方法が記載されている。

利用時には生年月日がパスワードになるらしく、

生年月日が1965年10月1日の場合、「19651001」と入力

とある。

何故例題が柏原 芳恵のそれなんだろうと、外務省に対するもやもやした気持ちを抱えながら、大江戸線と山手線と井の頭線で帰ります。

(了)

投稿者 yoshimori : 10:51 PM | コメント (0)

September 17, 2007

『大久保1-1-17』

諸事情により大久保界隈を歩く。
残暑も甚だしく、頑なに長袖を着ている自分を呪い始める。

近くに小泉八雲終焉の地があるという。
日本研究家として知られるアイルランド人、ラフカディオ・ハーンその人である。
終焉の地には石碑が立ち、跡地には小学校が建つ。

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実は八雲先生とは同じ誕生日

少し歩くと、小泉八雲記念公園があるという。
彼の故郷であるギリシアはレフカダを意匠として設計された公園のはずが、具合の悪いガーデニングと共に家なき子らの住まいと成り果てている。

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「こんなの故郷じゃないハーン」

同じ生月日の八雲先生に同情しつつ、大久保を後にするのだった。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (0)

September 16, 2007

『渋谷3-5-12』

『金王八幡宮例大祭 渋谷十三町会神輿連合渡御』
という大仰な名を冠する祭がこの日渋谷で開催。

自宅から一歩も出ずに眺められる唯一の祭である。
お、祭囃子と神輿担ぎの合いの手が聴こえてきた。
それではご覧下さい。

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わしょーい

mikoshi_02.jpg
わしょーい

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もひとつ、わしょーい

えーと、少し地味かな。
とはいえ、これは町内会のコドモ神輿で、本番は渋谷駅前109界隈を大人神輿が練り歩くようだ。
まあ、担ぎ手を求められても、急な腹痛の振りをしますが。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (0)

September 15, 2007

『九段南1-6-5』

知人の結婚披露パーティーに招待される。
残暑も甚だしいのにダークスーツで外出。

九段下駅を降りて向かうは、旧・軍人会館こと九段会館。
結婚式場、宴会場、レストラン、宿泊施設を内包しており、故郷の親類を招いても全てが完結するという至れり尽くせりな構造なのだが、実は国有建築物という。
旧名通り軍事仕様の会館だったが、敗戦後はGHQに接収され、変換後には近隣の靖国神社関係者の宿泊施設として再起。
以後は現在のスタイルを維持しているという。

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昭和初期建築らしい佇まい

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正面入り口前にはラメ入りな方々で溢れる

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洋風外観に城郭の屋根という「帝冠様式」

館内に張り出されたポスター、屋上でのビアガーデンでのイベント開催を告知している。

「★バニーショー開催決定★」

とあり、具合の悪いコスプレをしたバニーが踊るのを眺める趣旨のようだ。
何かこう、日本人の心を踏みにじられた感も否めないまま中へ。

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踊り場で上を眺めていても誰も落ちてきたりはしない

18年ぶりに再会を果たした5人の中学時代の同級生は、全員子持ち主婦に。
「右から順に名前を言ってみて」という間違いの許されない展開も、
「まあまあまあ、かんぱーい」と酌に次ぐ酌でスルーし、事前に記入した携帯番号で景品プレゼントという企画に移行する。

着信3コール以内で電話に出たら当選というルールの中、景品を授与する際、物真似を求められるという、大変分かりやすい二次会的な展開に。
i-Podは欲しいけど芸は無理だなと考えていると、まだ当たってもないのに同級生のひとりが森高千里を唄い出す。

いや、まだ早いから。座って座って。
って言ったそばから、「ナンノもできるよ!」と唄い出したのは、『吐息でネット』

えー? しかも振り付き?
いまどき「ナンノ」って言う人はいない。

結局、地元からの参加者に当選者は無く、失意のまま会は解散。
他人が当選する度に発せられる「ええー!?」との響きがまったく大人気ない。

半蔵門線と井の頭線で帰ります。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (2)

September 14, 2007

『上目黒2-1-1』

空も青く、残暑甚だしい。
業中、最近NHKで始まった地震速報にも似た不快な電子音がフロア内に響き渡る。

『本日10時より大地震を想定した防災訓練を行います。
該当部署の代表者は誘導員に従って速やかに集合場所まで移動してください』

「じゃあよろしく」
って私だったんですか?

「そう。あ、ごめん、言ってなかったっけ?」
聞いてませんよ。要りませんよ、ヘルメットなんて。

「いいからいいから。まあとりあえずヘルメット被って、軍手付けて、非常階段で下まで降りてね」
えー? 何この屈辱感。しかもここ11階ですよ。

「だってエレベータ使えないじゃん。早く早く、同じコスプレの人が待ってるよ」
何の罰ゲームだ。うわー、暑苦しいー。

11階分を階段を無言で降りる。
同じ装いの人々が約100名。

firecar_r.jpg

「えー、皆さん、お疲れ様でした。負傷者ゼロということで、防災本部も安心しております。
実際の災害時にはこうやって駐車場に集まってる場合ではありません。
食堂前の掲示板に本来の避難場所までの順路が説明してありますので、各自確認お願いします。
あと、社員の方には非常食を用意してありますが、協力会社の方は各々準備願います。
以上」

何この格差社会。
突然の強制コスプレに、突き放し気味な上から目線。
まったく大人ってはやつは、とヘルメットを脱ぎ、青い空へと放り投げるのだった。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (2)

September 13, 2007

『恵比寿1-22-20』

連日の睡眠不足がたたり、しらふなのにまっすぐ歩けない症候群。
業中、ユーザーとの電話の合間、流れる保留音が『メリーさんの羊』
当然のように癒されて舟を漕ぐ。
取引先への出向の身としてはかなりリスキー。

業後、中目黒より徒歩で恵比寿へ。
シアトル系全席禁煙カフェ、空席がただ1席。
しかも、カウンター、ひととひとの間。
右隣はノートPCを拡げおそろしく前傾姿勢のアフロな兄貴(ガイジン)、
左隣には電卓キーを高速でしかも激しく叩く女子。
リラックスには程遠い。

続いてリストランテへ。
本日イタリアより空輸されたという品を頼む。

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モッツァレラ先生とルッコラ先生(本日空輸されたのは前者)

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フラッシュ撮影だと温玉のようだ

外皮のハードさの中に塩気と歯ごたえ。
内部は外身と異なる食感にて楽しめる。
オリーヴオイルとブラックペッパーはお好みで。

山手線と井の頭線で帰ります。

(了)

投稿者 yoshimori : 10:55 PM | コメント (10)

September 12, 2007

『神保町1-7』

本日午後、安倍総理が辞任を表明。
なんて前振りとは関係なく、神保町へ。
書店にて『神秘家列伝』水木しげるを購入。
訪れた珈琲専門店にて読んでいる。

陰陽師として知られる安倍 晴明の項。
実は安倍先生、50代の頃に見せた幾つかの術にまつわるエピソードだけが今日まで知られているだけで、他の年代での詳細は全く不明という。
陰陽師として宮仕えし、当時としては長寿で、85歳まで生きたという。

濃ゆいブレンドにてカフェイン摂取しているはずなのに眠くなる。
これ以上は無理だと文庫本を閉じ、支払いを済ませる。

帰宅。
NHKでは安倍辞めちゃった特集ばかり。

彼が辞意を告げた時、アメリカでは深夜ということもあって政府の公式発表はされてなかったが、ABCにおける早朝ニュースのタイトルが、

SAYONARA ABE

何だろう、この死んだ人みたいな扱いは。
こっちの安倍先生はいろいろうまくいかなかったみたいだ。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:41 PM | コメント (2)

September 11, 2007

『高松町36』

前日、知人に女の子が産まれたという。

「9月10日ってこと?」
そうだよ。誰かいたっけ?

ランディ・ジョンソンと一緒じゃん」
あー、メジャーリーガーね。女の子だってば。

綾戸 智絵かな」
・・・ジャズのひと? えーと、他には?

欧陽 菲菲
ん? も一回言って。

アイスコーヒー

順序がおかしい。

なにはともあれ、おめでとうございます。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (0)

September 10, 2007

『西新宿2-8-1』

shinjuku.jpg

夕方、旅券の申請の為、都庁を訪れる。
受付にて先週のうちに揃えた必要書類を全て提出し、20代後半と思しき女性職員に確認してもらう。
その服どこで売ってるの?と聴きそうになるのを懸命に堪えつつ、肩を震わせながら待つ。

「こせきは?」
はい?

「こせき」
ああ、戸籍抄本ね。えーと、渡してませんでしたっけ?

「・・・」
ああ、ごめんなさい。これです。

「じゃあこれ、番号呼ばれるまで向こうで」
はあ。

何か釈然としないまま、病院的な配置の長く背もたれのない椅子に座る。
無事に番号を呼ばれ、書類は受理される。
18日以降に取りに来いと告げられ、「必ず本人で」と念押しされる。

後続で訪れた年配の男性は窓口に何やら尋ねている様子。

「これは番号札とか取らなくていいの?」
「あー、ここは病院とか銀行じゃないからね。あちらに並んでね」

おお、みんなイメージ通りの役所仕事だ。
期待を裏切らない仕事ぶりに、寧ろ清々しさすら覚える。

(了)

投稿者 yoshimori : 10:08 PM | コメント (2)

September 09, 2007

『下目黒3-13-10』

5,000匹の秋刀魚に10,000人が群がるという目黒のさんま祭
って、ひとりあたり身半分じゃんか。
地元駅前商店街が町興しとして開催し、今年で12回目という。

chiyoda.jpg
千代田線の深さを知る

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秋刀魚は宮古(岩手)が、酢橘は神山町(徳島)が協賛

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路上が既に火災の装い

ていうか、ひと並び過ぎ。
フリーな秋刀魚を早々に諦めて目黒をそぞろ歩く。

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「目黒の秋刀魚」寄席会場となっている誕生八幡神社

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絵馬目当てに立ち寄る大鳥神社

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絵馬目当てに立ち寄る目黒不動尊

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法被姿祭気分で水掛け不動に水を掛け

熱中症寸前のカラダを気遣い、不動前にある八つ目鰻専門店へ。

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厨房を抜けて急な階段を上がる

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うな重(中)とはいえ、充分なサイズの八つ目先生

目黒線と山手線と井の頭線で帰ります。

(了)


追記:絵馬・オブ・ザ・イヤー

hayashida.jpg
無理。

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (0)

September 08, 2007

『千駄木2-28-7』

都内ではあまり見られないはずの虫に右腿を齧られた者同士が千駄木を訪れる。

蚊は「刺す」らしいが、ブヨは「齧る」という。
ブユとかブトとも呼ぶらしいが、そんな前振りはどうでもよく、
痒さを忘れたいもうあんなやつ知らない絶対きれいになってやる!と木製の扉を押し開ける。
内装は木目調アメリカンな様子。

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窓からは団子坂が見える

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コカコーラは4年に1本と決めている(次は北京)

よく陽に灼けた従業員にオーダー。
空腹にミラー・ドラフトを流し込み、ぐらぐらしながら品を待つ。
血中をめぐるアルコールが「齧られた」皮膚を刺激する。
飲み終える。
もう1本。

「お待たせ致しましたー」
お、、待ったぞ。

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店側の演出かバンズは横にずれている

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具を思うさま眺めろとでもいうのか

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チーズのとろけているところを

cheeze_up.jpg
見ろ!

訊くところによると、パテは松阪を使用という。
一見大きなバンズはパテとレタスとトマトをはさむと、瞬く間に座高が低くなる。
大きく口を開ける気概を削がれるが、正しい押し潰しが適用され、程よい大きさでパテが口に運ばれる。
バンズの歯ごたえを意識しないが為に、松阪とされるパテの肉厚と早期にめぐり合うのだ。

を呼ぶ。

このくるくるポテトはどうやって作るの?

「いや、あのー、えーと」
なに、企業秘密?

「いや、そういう形なんです」
最初から?

「うーん、僕は揚げる人なんで」
ふーん。

「たぶんそういう機械があるんですよ、世界の何処かに」

どうにも歯切れの悪いコメントを残し、は去ってゆく。

r_kitchen.jpg
すっかりくらくなったのでかえります

結論:
文京区には基本的に用事は無いが、何かを食べる為だけに訪れることが稀にある。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (0)

September 07, 2007

『Klagenfurt xx-xx-xx』

店のカウンターにて、夢うつつにスポーツ中継を聴いている。
テレビからの音声と、プレイを眺める視聴者の声が店内に響く。

『田中のシュートがポストを直撃ー!』
「おおー!」

『なお、今大会では延長戦はありません』
「ええー!? いきなりPK~!?」

気が付けば、赤いユニフォームを着た金髪碧眼の男たちが悠々とフィールドを後にする映像が流れている。

残念、青いの。

(了)

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September 06, 2007

『宇田川町36-16』

台風9号が関東に接近しているというこの日、まだ世間的には勤務中という時刻から、既に小料理店でひとりで始めているいう父と合流。
大雨の所為か女将は出勤せずに大将だけが厨房に入っていて、カウンターに座るのは3名のみ。

客が少ない為か普段より饒舌な大将、旬の魚を説明していたはずが、何故か「毒」持ち魚の名を列挙。

ミノカサゴ、オニオコゼ、アイゴ。
ゴンズイ、卵を孕んだ秋が旬という。
鯰の一種らしく髭があり、背鰭に毒。
見た目はかなりグロテスク。

「あれは子持ちの時の蒲焼がいちばん旨いね」
へえー、何処で喰えるんですか。

「さあー、外房かな。あれ? 和歌山? 忘れちゃった」
曖昧っすねー。

父、地元で知られる毒魚について解題。

■ゲンゲは「底物」、いわゆる深海魚。
■「幻魚」とも記されるが、その実外道の外、下等の下の意で「下の下」、転じて「げんげ」。
■毒部分を除いた箇所をぶつ切りにして味噌汁の具に。
■父は幼少時に喰い飽きて食傷気味だったが、中年以降は美味しく喰えるという。
■身は白くて柔らかい。
■ゼラチン質の皮は独特の舌触り。
■父の幼少時にはゼラチン質を「はなみず」と呼んでいたという。

「はなみず」というくだりで店内の空気が止まる。
あれ、おかしいな、途中まではいい話だったのにな。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (0)

September 05, 2007

『茅場町2-14-11』

転職したばかりという元同僚と待ち合わせ、金融業者の街へ。
新しい職場へは来週から出社するという。
遅れてきた夏休み。

そぼ降る雨の中、「もつ焼」と記された赤提灯を目指し、暖簾をくぐる。
店内は既にスーツの男たちで満たされており、明らかにキャパOVERな様子。

「いらっしゃい。そちらどうぞ」
やたら眼光の鋭い女将が席へと案内する、ていうか顎で指し示す。
我々は階段下のデッドスペースの如き空間に押し込められる。

「何にしましょう」
生ビールを。

「うちは瓶しか置いてないよ」
あ、じゃあ瓶で。2本。

「はい、瓶2丁~」

飛ぶように運ばれる瓶2本。
かつてのサッポロラガーはキリンラガーになり代わっている。

「はい、焼きは何しましょう」
えー、シロとカシラとガツとレバとコブクロとヒナネギ、あとつくね。

「塩? たれ?」
塩で。2本ずつ。

「うちは5本からねー」
あー、5本で。

「はい、シロ、カシラ、ガツ、レバ、コブクロ、ヒナネギ、つくね1丁~」

やべえ、すげえ量がくるぞ。
元同僚は女将の鋭すぎる眼光に萎縮したのか、店内にたったひとりだけTシャツという状況もあいまって、グラスに注がれたビールを空けるピッチが加速度的に上がってゆく。

「はい、これで全部ねー」

怖ろしく狭い板切れの如きテーブルは、串の刺さった色とりどりな肉片で溢れている。
何かを諦めたのか元同僚、これまでの人生の中で一度も口にしたことのないレバ刺しを頼むという。
「何故」と問えば、「食わず嫌い」と即答。
どういう経緯で食べる気になったのかは、黙して語らない様子。

「はい、レバ刺しー。生姜に醤油でねー」

小皿に添えられるのは、先端と根元が焦げた串が4本。
その串、割り箸の代替と理解するまで数秒を要した。

元同僚、慣れない串でレバ刺しをつまんでは落としつまんでは落とす。

「お」
口から出すのは無しね。

「意外といける」
それは何より。

幾つか不安要素はあったものの、無事に完食。
追い出されるように支払いを済ませて退店。

「で、この次は何処に連れてってくれるの?」

君は休みだからいいよな。

東西線と銀座線と井の頭線で帰ります。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (0)

September 04, 2007

『中野3-35-6』

記憶違いでなければ、知人の実家が営む書店を設計した設計事務所が携わったタパスな店を訪れる。

vivo.jpg
隣接するのは佐世保バーガーの店

タパスとはスペイン立ち飲み店における、突き出しと理解している。
真っ白な小皿に盛られた小品は食事というよりも酒の肴に近い。

オリーブ、トマト、空豆、蛸、砂肝らを忙しくバケットに乗せたりしていると、気付けばテーブルが小皿で満載になる。

transylvania.jpg
つわものどもがゆめのあと

赤と白のボトルワインの所為か足取りがチドリー。
総武線と山手線と井の頭線に揺られて帰ります。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (2)

September 03, 2007

『宇田川町1-1』

旅券取得の為に必要な書類を揃えるべく区役所を訪ねる。
既に18時を過ぎており時間外らしく、薄暗い階段を手探りに下り、夜間受付窓口へ。
応対に出たのは、日本人離れした顔立ちのはっきりした40代男性。
事務所奥には神経質そうな眼鏡の40代男性が座って書き物をしている様子。

「はいどうぞー」
あのー、住民票をもらいたいんですけど。

「あー、住民票ねー。(後ろを振り返り)ねぇ、タカハシさん、この時間無理だよね。うん、無理です」
ここは夜間受付ですよね。

「うーん、そうなんだけどね、(振り返って)タカハシさーん、住民票は予約要るんだよね? え? 要らない? 要る? どっち? 要る、あそう。要るんですよ、予約」
前日に電話したらいいんですかね。

「そうですね、電話もらえれば用意しますよ。ねえ、タカハシさん。(迷い子が母を探すように)タカハシさん! タカハシ! あ、うん、ごめんごめん。えーと、電話ください」
番号を教えてもらえますか。

「タカハシさん、番号、番号。えー、内線で2212かな。え? 外線? 外線は載ってないなー。タカハシさん、外線いくつだっけ? あれ? (涙目で)タカハシさん、おーい」
何か案内パンフレットみたいなのありますかね。

「あー、これかな? えーと、タカハシさん、これ戸籍課のパンフだよ。住民課のは? え? 無い? もう、タカハシさんってば! あ、これ? えーと、この番号が内線でー、あー、これこれ外線。これに掛けて予約してください。それじゃ」

・・・。
暴れずに我慢した自分を褒めたい。

(了)

投稿者 yoshimori : 08:22 PM | コメント (4)

September 02, 2007

『神楽坂6-8』

旅券を手に入れるべく公的機関を訪ねる。
東京観光の定番コースなのか、アジア系ツーリストで溢れている。

shinjuku.jpg
有事の際にはロボに変形(都市伝説)

申請書を入手し、線路向こうへと移動。
空腹を覚え、肉々しいパテをもっちりバンズではさんでやっつけてやろうかと足を向ける。

j_standard.jpg
BURGERよりもBEERをアピール

店に入る為、老体には厳しい急な階段を3階分上がると、数人の若造が空席を待っている様子。
2秒で諦めて、階段を下る。

甲州街道を歩く。
酒屋にてハートランドを買おうと手に取るが、実はグロールシュ
共通項は緑色でしかない。

ビールを持ち込んだひとんちで北海道放送の番組を観てると数時間が経過。
期せずして神楽坂へ向かうことに。

kagurazaka.jpg
写り具合はあれですがテイストはHappy方向で

東西線と山手線と井の頭線で帰ります。

(了)

投稿者 yoshimori : 11:59 PM | コメント (0)

September 01, 2007

『築地3-15-1』

機会あれば訪れたいと考えていた築地本願寺。
神社仏閣の佇まいに何か琴線が触れるようになったらしく、いつからか爺趣味まっしぐらとなる。
曇天の中、日比谷線に乗り継いで向かう。

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まったく和風ではない古代インド様式な本堂

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狛犬ですらガーゴイルの趣き

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意外と長い尻尾

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扉は身長3メートル級の人専用

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BSE!BSE!

t_pheonix.jpg
手塚先生!

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読経と鳴り物がやたらと心地好い

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ギャルメイクていうか眉毛犬な白い象、悪い夢のようだ

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刻限となり扉が閉じられる

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さようなら伊藤忠

この独特過ぎる設計を担当したのは明治期の建築家、伊藤忠太
京都西本願寺門主22世、大谷光瑞が西域探検の際に偶然シルクロードで伊藤と出会ったのがきっかけとなり設計を依頼。

偶然の出会いが生んだ結果が奇妙な実を結ぶ。

(了)

投稿者 yoshimori : 09:33 PM | コメント (0)