6時、起床。
朝、ハム&チーズサンドイッチ、野菜ジュース。
昼、ハッシュドビーフ、トマトサラダ、玉子スープ。
夕、かも串、ひな串(ねぎま)、レバ、ハツ、鶏さし、煮込み、冷やしトマト、アサヒ生。
25時半、ハーパー・ソーダで気絶。
寸評:
最近でいうと「まし」な食生活かもしれない。
(了)
6時、起床。
朝、牛蒡天蕎麦。
昼、おろしカツ丼、油揚げの味噌汁、香の物。
夕、鮪とアボカドのカルパッチョ、揚げ出し麻婆豆腐、激辛チキン、もち豚の角煮、一夜干し盛合せ、漬物盛合せ、味噌胡瓜、生ビール、ウコン茶割り。
夜、塩バターxx麺。
未明に気絶。
寸評:
夜食の麺類は自殺行為である。
(了)
9時、起床。
朝、xxxグリドル ソーセージ&エッグ・チーズ、ハッシュポテト、プレミアムローストコーヒー。
14時、代々木公園。
『ナマステ☆インディア 2008』
昼、ナンとマサラ2品、サッポロ・ラガービール。
食べ残し
ドリームキャッチャー
17時半、新宿。
夕、串揚げ(グリーンアスパラ肉巻き、海老と椎茸、イタリアントマト、ペティオニオン、むかご、他)、生ビール、一ノ蔵。
夜、甘海老のリエット、煎餅、鏡月グリーン。
25時、気絶。
寸評:
誰か止めてください。
(了)
澁谷から副都心線なんてぇ開化な路線に乗りましてねぇ、急行だったら池袋まで三駅しか止まらねぇってんで、山手線に比ぶるってぇと、座れる上に早く着くしなんてぇ、大層重宝するんですなァ。
【第十一回 市馬・菊之丞二人会@池袋演芸場】
満席の為、舞台右袖付近の通路に体育座りでの鑑賞と相成ります
開口一番■柳亭 市丸 「寿限無」
市馬師匠の一門は必ずこれですな。
前座とはいえ、他にも聴かせて頂きたいンですがねぇ。
真打■古今亭 菊之丞 「真景累ケ淵~豊志賀の死」
「市馬師匠、実はまだ来ておりません。上野鈴本演芸場にて真打披露がありまして、市馬師匠の出番が終わってないという。なんてンで、あたしはつなぎといった次第で御座いまして」
菊之丞師匠の演るってぇ、女の嫉妬所作、視線具合がてェそう怪談ゝしてるンですなァ。
お仲入りで御座います。
トリ■柳亭 市馬 「御神酒徳利」
「うちの兄弟子、権太楼あにさん、こないだ競馬で大穴取ったらしいンです。で、とんかつ屋を貸切ったってぇ云うンですよ。まあ、とんかつ屋、ねぇ、まあ、たかが知れてますねぇ」
粗忽な二番番頭、奉公先の家宝である将軍下賜なんてぇ御神酒徳利を割れてはいけねぇとばかりに水瓶に沈めてそのまま失念てんで、店中は引っくり返した騒ぎになるってんですがねぇ、番頭の女房の入れ知恵で算盤占いと称して、無事に徳利は発見されるンですな。
この一件を見知った、上方は鴻池善衛門の支配人、主の娘の病を診て欲しいと番頭を連れて旅立ちましてねぇ、神奈川の宿は新羽にて薩摩藩士の金子が紛失した騒動に巻き込まれるってぇと、盗んだ女中が番頭の占いに恐れをなして告白、稲荷大明神の仕業として金子は見つかるンですな。
愈々上方へ着いた番頭、三七は二十一日の願掛けを行うんですがねぇ、元来神通力も何も無く、強運だけでたどり着いた鴻池の屋敷で奇跡、リアルに稲荷大明神が枕元に現れるってぇと、屋敷の地下に眠る観音像を掘り起こさせて祈れと託宣して消えまして、其の通りに致しますってぇと、娘は全快、善衛門からは謝礼と祝いとして金銀財宝を頂き、帰路に着くンですなァ。
「まァ、そうだッたのかィ、これもみンな神奈川の稲荷大明神様のお蔭だねぇ」
「なァに、嬶大明神のお蔭よゥ」
連日の痛飲が響いてきたてンで、偶にゃァまッつぐ帰りましょうかねぇ。
(了)
6時、起床。
朝、xxxグリドル ソーセージ&エッグ・チーズ、ハッシュポテト、プレミアムローストコーヒー。
昼、ビーフカレー、バターライス、レタスサラダ、らっきょう、のむヨーグルト。
夕、きんぴら天蕎麦。
夜、居酒屋におけるコース料理(内容を失念)、生ビール、玉露割り。
深夜、ハードリカー(銘柄失念)。
25時半、気絶。
寸評:
居酒屋から別の街に移動して最寄りの駅も異なる店を二軒も徘徊したにもかかわらず、終電で帰れてよかったDEATH。
(了)
6時、起床。
朝、ベーコン&スクランブルプレート(サラダ、クロワッサン、ホットコーヒー)。
昼、冷やし中華(胡麻だれ)、プリン。
夕、居酒屋におけるコース料理(内容を失念)、瓶ビール。
夜、枝豆、サッポロ・ラガービール。
未明に気絶。
寸評:
居酒屋にてズワイ蟹の殻をどうにかするのが面倒で手も付けず。
(了)
6時、起床。
朝、ぽん酢と大根おろしときしめん、生卵、油揚げ。
昼、中華丼、油揚げの味噌汁。
夕、焼き鳥(つくね、ひな皮、ゴンボ、しそ巻、血きも)、オクラ、椎茸、みょうが、大根おろし、生ビール。
夜、皮蛋(ピータン)、マッコリ。
未明に気絶。
寸評:
一日四食は危ない。
(了)
8時、起床。
朝、何か食した気もしないでもないが失念。
昼夕兼、BBQ。
内訳は以下の通り。
<ヤキモノ>
秋刀魚、鯵の開き、カマスの干物、エボ鯛の干物
薩摩芋、エリンギ、椎茸、榎茸、銀杏
<イッピンモノ>
茸炊き込みご飯、豆腐と若芽の味噌汁
<ミヤゲモノ>
猪豚味噌漬け、台湾香腸(腸詰)、玉子豆腐、新潟土産のカナダ産の甘海老
<ノミモノ>
キリン・クラシックラガー、鏡月グリーン。
<テツカズ>
里芋
寸評:
当日参加された方々、有難う御座いました。
残された里芋は美味しく頂きましたとをお伝え致します。
(了)
6時、起床。
朝、牛蒡天蕎麦。
昼、あんかけ炒飯、コロッケ、白菜コンソメスープ。
夕、突き出し三点(煮豆、木の子の何か、チーズ的な何か)、黒糖蚕豆、馬刺し盛合せ(ヒレ、赤身、鬣)、鱈白子焼き、氷下魚(こまい)、穴子白焼き、サッポロ生、日本酒(銘柄失念)二合。
夜、ドライトマトと鰯のマリネ、ハードリカー(銘柄失念)。
朝方、何かを食した気もするも失念。
未明に気絶。
寸評:
ねぇ、頼むからさ、カロリー計算しようよ。
(了)
11時過ぎ、起床。
朝ていうか昼、讃岐うどん、水菜、油揚げ、梨(豊水)。
昼ていうか夕、明太おろし、アンチョビの玉子のサラダ、有頭海老と浅蜊のクリーミートマトソース、フェットチーニ(具は失念)、生ビール。
18時半、豪雨。
茶荘にて脚止め。
■文山包種茶(極品香)
夕ていうか夜食、煙腸(腸詰)、蜆(しじみの炒め)、米粉(焼きビーフン)、粽(ちまき)、生麦酒、陳年紹興酒。
■煙腸
25時、気絶。
寸評:
ユン・ピョウ。(もうぐだぐだ)
(了)
都営三田線なんてぇ地下を走る青ィ陸蒸気に乗りましてねぇ、三田で降りますってぇと、仏教伝道センターなんてぇ一見誰にでも貸すなんてぇ多目的にゃァ聞こえない箱があるんですな。
『ビクター落語会~蓄音器の犬~第二十三回夜席』
普段は大僧正的なポジションの方が説教とかされてるンでしょうなァ。
開口一番■柳亭 市朗 「寿限無」
何やら寿限無の云い立てィ間違ェてる様子でしたがねぇ、昼の部トリだったってェ市馬師匠がその場に居たら怒られるンでしょうかねぇ。
真打■桃月庵 白酒 「松曳き」
マクラ、小池 百合子を評して「性質(たち)の悪い女郎」なんてぇ仰ってましたなァ。
詳細は省きますがねぇ、白酒師匠は矢張りスラップスティックな展開が素晴らしいンですな
真打■五街道 雲助 「藁人形」
「風邪を引きましてねぇ、鼻声なンでご容赦を願っておきます」
なんてぇ断りを入れてましたねぇ。
当演目にゃァ、芝居調で回想するくだりがあるんですがねぇ、鼻声とは感じさせねェ乗り乗りな高座でしたなァ。
ここでお仲入りで御座います。
真打■五街道 雲助 「よかちょろ」
我々の方では、「よかちょろ=野球拳」なんてぇ云いまして、かつて黒門町と呼ばれた八代目桂 文楽師匠の十八番でしてねぇ、音源でしか存じ上げなかったある意味廓(くるわ)噺である当演目を、「仏教伝道」なんてぇ硬ェ名の箱にて、しかも雲助師匠の振り付きで見られるたァ、思いも寄りませんでしたァ。
トリ■桃月庵 白酒 「山崎屋」
雲助師匠の噺を弟子の白酒が引き取るってぇのも、弟子にしてみりゃァ遣り難いに違ェねェンでしょうがねぇ、愉しい親子リレーで御座いやした。
「六部で天狗だな」
「イイェ、三分で新造となりンした」
場所柄、涅槃な心持ちってんで、般若湯なんてぇ求めてイごきましょうかねぇ。
(了)
6時、起床。
朝、バケットとバターとオリーヴオイル、コーンスープ。
昼、鰻丼、玉子スープ、レタスサラダ、香の物、アイスコーヒー。
夕、レバ刺し、ナムル盛合せ、チャンジャ、部隊(プデ)チゲ、生ビール、チャミスル、マッコリ。
未明に気絶。
寸評:
28時くらいに起きてうどんを茹でる。
(了)
8時、起床。
朝、ぽん酢と水菜と豆腐、バケットとバターとオリーヴオイル。
昼、長崎炒麺、揚げ春巻、若芽スープ、グレープフルーツ。
夕、おばんざい(栗、薩摩芋、鯖、粽、他)、茶豆、厚焼玉子、秋刀魚刺し、戻り鰹、生十割蕎麦、生ビール、緑茶ハイ、芋焼酎(銘柄失念)。
未明に気絶。
寸評:
朝の組合せは酷い。
(了)
9時、起床。
朝、バケット、コーンポタージュ。
昼、オムライス、白菜スープ、若芽サラダ、グレープフルーツジュース。
夕、和牛のレバー刺し、和牛の酢モツ、サニーレタスの韓国風サラダ、若鶏もも焼き、おぼろ豆腐、
生ビール、緑茶ハイ、抱川一東(ポチョンイルドン)マッコリ。
未明に気絶。
寸評:
酒だけでリッター超え。
(了)
6時半、起床。
朝、xxxグリドル ソーセージ&エッグ・チーズ、ハッシュポテト、プレミアムローストコーヒー。
昼、和風カツカレー、油揚げの味噌汁、レタスサラダ、白玉餡と黒蜜。
夕、水菜と絹豆腐とぽん酢、干し納豆、ビール。
25時、気絶。
寸評:
昼の白玉は余計だ。
(了)
当日、澁谷金王八幡宮例大祭なんてイベントが大層派手に渋谷駅前を巻き込んで催されてたようだが、担ぎ手の若い衆ではないので見送るだけにしておく。
わしょーい
十四町会のひとつ、円山町の連
わしょーい
あ、電車来た。
(了)
澁谷から副都心線に乗るってぇと、新宿三丁目まで六分ですな。
新宿末廣亭、『九月中席 昼の部』で御座います。
前座■三遊亭 歌すみ 「(演目失念)」
寄席では初にお目見え致します、女前座なンですなァ。
おそらくは知ってる噺だったんでしょうが、大変失礼なはなしなんですがねぇ、あたしゃ携帯いぢるのに夢中で聴いちゃァいませんでしたな。
二ツ目■三遊亭 天どん 「合併家族」
「我が家は重大な経済危機にある」
「親父ィ、てめぇが働かねぇからだろ!」
「この際だから、我が安藤家は、お隣の城島家と合併することにした」
「えー?」
「これからはな、城島家の父さんが、お前の父さんだ。私は副父さんになる。副総裁みたいで格好良いだろう」
「響きだけじゃねぇか!」
「お前はもう長男ですらないんだ。これからは犬に格下げだ」
「えー? 犬ぅー?」
圓丈師匠の根多でしょうかねぇ、この後分かりやすく壊れてゆくんですな。
漫才■ロケット団
「四字熟語クイズ! 次から次へと問題が起きてしまう状態を何と言う?」
「えー、相撲協会」
「おい!」
「別に間違ってないじゃん!」
落語■柳家 小きん 「寿限無」
目当てのひとり、三三(さんざ)あにさんの代演ってぇことで、大変残念なんですなァ。
落語■柳家さん福 「短命」
女房が佳ィ女だと長生きしねぇってぇ噺でしてねぇ、逆もまた然りってなもんです。
漫才■ホンキートンク
コンビ名が「安酒場」という意味なんてぇ申しますな。
「結婚は愛」と云いつつも、指では輪っか(金)なんてぇこさえてますなァ。
落語■三遊亭 吉窓 「大安売」
十日間の上方巡業から帰ったってぇ力士、連日の取組を「勝ったり負けたり」と詳細を語るんですがねぇ、一度たりとも白星が付かないんですな。
「関取ィ、勝ったり負けたりって云ってたじゃんか」
「ですから、向こうが勝ったり、こっちが負けたりですよ」
「じゃあ踊ります」ってぇと、「かんちろりん」なんてぇのを大久保彦左衛門、木村長門守、芸者の順で演るんですなァ。
落語■川柳 川柳 「ガーコン」
七十七歳という師匠の咽喉から、どうやったらああもテンションもトーンも高ェ声が出るんでしょうかねぇ。
ギター漫談■結城たかし
金色の衣装に身を包んだ「流し」のギタリスト、ジャンルは演歌で御座いますな。
落語■桂 文楽 「替わり目」
女房が亭主の為におでんの具を買いに遣らされるんですがねぇ、演者によっちゃァ、品が違うンですなァ。
落語■鈴々舎 馬櫻 「マクシム・ド・呑兵衛」
小団治師匠の代演ってぇ云いますな。
高級フレンチにあやかろうと、足立区にある居酒屋の老夫婦が奮闘しましてねぇ、手近な品で間に合わせるってんで、どうにもこうにも致し方も無いんですなァ。
アコーディオン漫談■近藤 志げる
西条八十作曲作品をつらつらと弾きますな。
戦時中、飢えから食糧を盗んだってぇ話をしんみり始めたかと思うってぇと、
「次は上手くやるぞぉ」と落とし噺にするんですな。
レコード会社からはCD化のオファー、文化庁からは芸術祭に呼ばれるなんてぇ、景気の好いはなしなんですな。
落語■柳家 権太楼 「代書屋」
権太楼師匠の「でェしょや」を聴いたところで、足立区にある焼肉店の開店に間に合わせる為にお仲入りと同時に撤収しますな。
心残りは、三味線漫談の三遊亭 小円歌姐さんだけでげす。(涙)
(了)
澁谷より山手通りを渡るってぇと、そこは目黒・駒場と町名が変わりやしてねぇ、俥も少ないってんで澁谷とは随分と様子が違うんですな。
陸で蛸焼きなんてぇ頬張りながら、切り烏賊を入れて焼いた粉物なんてぇのも頂きやしてねぇ、未だ御天道様もさんさんと照らしてるってぇのに、既に酩酊状態なんですな。
良い心持ちってんで澁谷側に戻りますなァ。
(了)
銀座四丁目にて『落語娘』を観る。
ミムラ、津川雅彦、益岡徹、伊藤かずえ、絵沢萌子、他。
渋谷道玄坂にて鮨を喰う。
秋刀魚、メヒカリ、地鯵、炙りとろ鯖、小柱、蟹汁、他。
帰宅後、DVDにて落語を観る。
春風亭 柳橋■蒟蒻問答
金原亭 馬生■笠碁
桂 小南■三十石
橘家 圓蔵■寝床
「寝床」辺りで気絶。
今宵はこの辺で。
(了)
年齢と共に歩く速さで階段を上がるのがもどかしく、つらい時間を少しでも短縮する為にと、駆け上がるかのような速度で足を運ぶのも辞さない。
地下道より地上に上がり、その勢いで躍り込んだ店の店主より、
「びっくりしたー、何処かから逃げてきた人かと思った」
と嫌がられる。
オレンジ色のつなぎも着ていないし、ひげも生えちゃいないけど、これから酒を飲むって場所で息をはぁはぁと切らしてるのも如何なものかと思った。
(了)
台北土産という腸詰を喰らおうと、勇気を持って真空パックを開けてみる。
億長御坊 Yichamg Imperial Kitchen
画像の数字を信じるなら、賞味期限は「98.01.22」である。
台湾では「民国xx年」と表記になる為、西暦を民国暦に変換しなければ、誤解と猜疑心でいっぱいにならざるを得ない。
従って、今年は「民国97年」なので、期限は来年ということになる。
心の準備を含め、そういうところから始めなければならない。
特級肝腸
肝? レバー? なるほど、腸だけではないようだ。
中身を開けると、よく見る赤いのが二本と、黒いのが二本。
黒い方のフィルムを剥がし、欠片を口に入れてみる。
・・・血の味がする。
さて、と黒いのを冷凍庫の奥に仕舞い、赤いのをスライスに切ってゆく。
レンジで入れて約二分、程よく熱が入り香腸の名の通り、香り高い風味が漂う。
豆板醤と白髪葱を添えて食す。
本場の味がしますな。
冷えたビールと共に完食。
赤いの御馳走様でした。
(了)
他の品を頼みたいが為に、再び郷土華風百菜の店。
まずは着席と同時に突き出される、突き出し三点から。
どれも濃ゆくて、酒ばかりが進んでゆく。
■茄子の炒め
■豚肉の炒め
■煎り豆と刻み海苔
黄酒と呼ばれる紹興酒より、孔巳乙(コンイージー)十二年を選び、ショットグラスで常温で。
■麻拉皮蛋(マーラーピータン)
皮蛋に紛れて見え隠れする、蟹の一部が如き形状でクリスピーな食感は何だろうとスタッフに尋ねると、
「唐辛子ですね」
と物騒な回答。
意外と辛くも無く、さくさくとスナック感覚で。
■香腸(腸詰)
向かって左側は香り高くも甘く、手前の辛味噌と共に食すと酒は止まらない。
■パクチーサラダ
野菜を忘れると延々赤く黒い物体を喰う破目になるやもしれぬので、積極的にグリーン菜のを頼みたい。
意外と薄味なのは、他の品を取り混ぜて食すのだと気付かされた炒飯をうっかり撮り損ね、次の店へと移動します。
(了)
四川料理をランチで頂こうと、本郷へ。
汁なし坦坦麺
花椒(四川山椒)が効き過ぎ、舌が痺れて食が進まない。
追い掛けて水を飲むのだが、口内は既に花椒祭なんで冷たい液体でも太刀打ちできず、正に逃げ場無し。
「控え目」というオーダーをしなかったのが悔やまれる。
個人的には、鶏がらスープを別でもらい、薄めつつ食したかったのだが、そんな術も持たないまま敢え無く敗退。
仇は討ちたし、然れども花椒に敵わず、と泣き寝入り。
(了)
関西出身の同僚、修学旅行のエピソードを語り出す。
「大阪から九州まで」
新幹線ですかね。
「いや、それがバスだからほとんどが移動時間」
それは疲れますね。
「それで、なっがい時間、狭ーい車内に閉じ込められてるから、ひとり残らずバスガイドに惚れちゃうの」
え? 男子校ですか。こ汚ねぇー。
「何をぅ?」
いえいえ、別に。それで?
「先生が言ってたね。『お前ら、うちは私立だから金持ってるはずなのに、とか勘違いすんなよ、うちは大阪市内でいちばん金が無くて、いちばん教員の給料が低い私立校なんだ、だからこんな旅しかできないんだ』って愚痴ってたな」
男子校で、金が無く、私立って、まるで三重苦だ。
(了)
父が上京するというので、待ち合わせた宇田川町、十九時半。
久方振りに、近所に住まう南宋画の大家を見掛ける。
「あたしね、今、個展やってるのよ」
へぇー、六本木ですか?
「違うわよ、京都よ、京都」と招待状を手渡してくれる。
ほう、京都市美術館って立派なもんですね。
「日曜までだから行って来てね」
えーと、もらっといて何ですけど、京都は遠いなあ。ご自分は行かれないんですか?
「あたし? あたしは無理よー」
何でまた。
「狭心症なの」
心臓が悪いんですか?
「んー、例えば、新幹線乗ってて隣の席に知らない人が座ってるでしょ?」
はあ。
「で、その人が携帯電話をかちゃかちゃいじるわけ」
え? ペースメーカーなんですか?
「違うの。その携帯かちゃかちゃにイーッッてなるから、電車に乗れないの」
銭持ってんだから、グリーン車で一列貸し切ればいいじゃんか、もー。
(了)
新宿区に来ている。
数ヶ月振りに訪れたバーにて、自分のボトルはまだあるかと聞いてみる。
「ありますよー」と出てきたのがこれ
「いつでしたっけ?」
いつだろうねぇ。
「さあ?」
君が分からんなら、わしも分からんて。
しかもテキーラ
考えても分かるはずもないので、とりあえず飲み干して次へと移動します。
(了)
本日未明、タイ・サマック政権は、首相府付近での反対派勢力と支持派勢力の武力衝突による死者一名、負傷者四十名という事態を重く受け止め、非常事態宣言を発令。
バンコク産ビール、クロスターが製造停止か否かを確認しに向かった、表参道にあるタイレストランの店長の消息が心配だ。
「今度またバンコックに行くんで、確かめて結果を報告しますよ」
お願いしますよ、なんて無責任な返しをしたのが悔やまれる。
(了)