たくしーにてをあげて うんてんしゅさんしんじゅくほうめんへ
きんようのよるだからすわれないかも
あさからなにもたべてない ひるもたべそこねたし
ここでいいです おります おろして
あ!
そーせきがいない ひぐちがいない ゆきちがいない
なつめもいない にとべもいない うまやどのみこもいない
げんきんはもたないしゅぎなの
かーどもちけっともないけどね
かけおりるかいだん たかなるこどう
おねがい にまいでいいから
せんななひゃくきゅうじゅうえんです
おつりはいいわよ
すわるとまりぎ きしむきんぞく
じゃあびーる
あとわいんかな
しはらい?
なにがどうなっているのかしら
わからない わからない
むせんいんしょく らららー
(おわり)
本日ァ中野区を目指しまして、北へ向かいまさァね。
道中、不動通りの名に魅かれ、ちょいと寄り道致します。
新義真言宗室生寺派 光明山真言院荘厳寺(幡ヶ谷不動尊)@渋谷区本町二丁目
江戸近郷の三不動だそうですな。
あとは、成田山と高幡山。
山手通り沿い、歩道の工事を避けながらの参詣でござんす。
曹洞宗正派 多宝山成願寺@中野区本町二丁目
中野長者こと鈴木九郎の開基なんてぇ云いますな。
続きまして、旧町名:牛込通寺町でござんす。
(画像はござんせん)
浄土真宗本願寺派 正見寺@上高田一丁目
江戸三美人のひとり、笠森お仙の墓所がありますな。
柳屋のお藤、蔦屋のお好は此処じゃァござんせん。
曹洞宗 曹渓山泉光院青原禅寺@上高田一丁目
境内にゃァ中野の犬小屋碑がござんす。
『忠臣蔵』における赤穂城受け取りの正使を勤めたなんてぇ脇坂淡路守安照の菩提寺ですな。
真宗大谷派 源通寺@上高田一丁目
沿革には「深志城主・小笠原長時、甲州武田信玄と不和から戦いに敗れ流浪の末、家臣に殺害され、長子長隆は福島家重臣大橋某の下に身を寄せていたが、東本願寺にて出家し、神田御坊に奉職」とあります。
真宗大谷派 高徳寺@上高田一丁目
新井白石の墓所がありますがねぇ、墓参はしてませんや。
臨済宗妙心寺派 龍興禅寺@上高田一丁目
めも書きには、「船山誉(ほまれ)」とありますが、誰なんでしょうかねぇ。
神君家康公、境内の櫻を見て発句。
「終に行みちとは誰もしりながら 去年のさくらに風をまちつつ」
臨済宗妙心寺派 蒼龍山松源寺(さる寺)@上高田一丁目
さる
曹洞宗 天壽山宗清禅寺(そうせいぜんじ)@上高田一丁目
(画像はござんせん)
曹洞宗 盛高山保善寺(獅子寺)@上高田一丁目
開山は武田信玄従弟、勅特賜円明宝鑑禅師蟠翁門龍大和尚なんてぇ云いますな。
三代将軍家光公が牛込酒井邸での遊び(あすび)の折り、当山に立寄りまして、公より獅子似の犬を賜ったそうでげす。
(画像はござんせん)
曹洞宗 天徳院@中央二丁目
実は寺町ァまだまだ續くンですがねぇ、日も暮れてきたってんで、そろそろ引き揚げてまさァね。
(了)
(0512工期満了)
道歩きに礼儀はある。
歩行者とはいえ、後ろも見ずに急な動線変更をするのは気が触れているとしか思えないし、往来で不意に立ち止まる事の重大さに気付かないのは何なのだろうか。
雨の日の江戸思草(しぐさ)のひとつに、「傘傾げ(かしげ)」がある。
雨中、通行人同士が互いの傘を外側に傾け、傘と傘をぶつけないように、互いの衣類が濡れないようにすれ違うという心遣いだ。
一見礼儀知らずそうな若造よりも年寄り連中の方が、傘の構造を知らないが為にがっつがつ当ててくる。
ビニ傘なんてと大事にしないから尚更かもしれない。
狭い道でのすれ違い様に左肩を路肩に寄せて歩く「肩引き」、自分が歩くのは道の三割、残りの七割は他人様に譲るという「七三の道」も今は遠くになりにけりってんだ。
何よりもまず早急に解決したいのは、「上り」を下ってくる奴と、「下り」を上ってる輩は、前から後ろから突き落としてもいいという都条例を通すことだ。
(了)
空は晴れている。
午後から雨になるという。
しかし、雨具は持たない。
晴れてる日の傘ほど衝動的に棄てたくなる物は無い。
山手線が運転見合せと知り、半蔵門線に乗る。
ホイップクリーム入りのアイス珈琲が飲みたい。
昼頃に雨が降り出す。
仮眠する。
帰りは山手線。
濡れながら帰宅。
夕食の準備。
夜半、雨足が強くなる。
日付が変わる前に気絶。
雨が降った外、何も起こらない日。
(了)
右腿が痛む。
まともに歩けない。
右脚を引き摺っている。
何これ。
痛さ度合いで云うと筋肉痛の十倍酷い感じ。
電車に乗り込み車両の吊り革につかまってさも辛そうに直立不動しても、絵的には健康体に見えるという理由で座席は譲ってもらえない。
そう、優先席に座るには主張が必要なのだ。
老人は杖を持って足腰の弱りを主張し、妊婦は大きな腹部で臨月であることを主張、xxxxがxxxxな人はxxxxをxxxxして主張しなければ、選ばれし者だけの優先席には座れない。
すべからくすべての人は絵的な外見で判断されるという厳しい現実を改めて思い知らされるのだ。
杖、買おうかしら。
しゃれおつなやつをね、ひとつ。
(了)
晴れている、ただもうそれだけで室内に居ることを罪か悪と感じ、結果出掛けた先での酒量は省みないのかと云うとそうでもなく、ただ多動性であれと止まることを嫌い、恋煩いにも似たどうにもならなさだけが先行した行動を担うのはやはり自分で、日没とともに迫ってくるあの頃の輝きさえももはや風化して、次なる偉大なる災厄に飛び込む為の可否回答を突き付けられ、反射的に肯定の意を伝えるのは、ははは意志の弱さを象徴しているのだよそれはと客観視しているものいささか問題だなと思いつつ、翠の木々で小鳥は唄い、白い雲で空は蒼いのだった。
(了)
※画像と本文は関係ありません
芝浦カルビ
厚切りハラミ
人と街が動き始めている早い時分、ただ吸うだけの外気は冷たく冴えて澄んでいる気がする。
安いノスタルジィと少しの倦怠感、泥酔の果ての多動性から見知らぬ街を歩いているという錯覚。
巨大建造物だけが、此処ではない何処かを示している。
原風景としては、首都高と暗渠と高層の構造物。
視点さえ定めなければ、気にも留めない物体ばかりが目に付く。
かつての少年はただ歩くばかりだ。
(了)
心臓付近に違和感が伴う気がする。
動悸、息切れが断続的に襲う。
何これ。
恋?
言わずもがなではあるが、日頃の不摂生と痛飲に起因すると思われる。
ということで、本日は豊島区内にある、茶の湯における侘び寂びをコンセプトとした和な素材を扱う店に来ている。
飲んだくれの果てに手渡された長ーいレシートを上から順に眺めると、酒類以外の八割方が揚げ物で占められている事実に愕然とする。
学生か。
飲んだくれでミドルエイジで油分過剰でスポーツ全般否定で、そりゃァ心臓も痛むわな。
(了)
知人の知人の話になるが、と前置きすると、都市伝説めいたエピソードになりかねないのも止む無しなのだが、他に説明のしようも無いので、ここは事実として、知人の知人は王位継承権を持つと断言しておく。
ここで云う王位とは、いわゆるグレートブリテンにおける王族の系譜を指し、無論、知人の知人はイギリス人である。
少し調べてみると、イギリスの王位継承順とは王位継承法により定められており、条件は以下の通り。
1.ステュアート家(ハノーファー選帝侯妃ゾフィー)の子孫に限る
2.継承者は国王の直系子孫であり、男子優先、長子先継
3.プロテスタント信徒のみ(王位継承後はイングランド国教会、スコットランド国教会に帰属)
4.非嫡出子に継承権は付与されない
ゆえに、親戚の誰かが亡くなって従兄弟同士が集まると、順位が繰り上がる話に花が咲くという。
「超ひさしぶりー」
「ほんとだ、暮れのフランシス大叔父の葬式以来かな」
「あれ? そういや、お前さ、何位になった?」
「ていうか、ひとり死んだらひとつ繰り上がるだけじゃん? お互いに」
「そうなんだけどさー、人のなんて覚えてねぇし。自分のすら怪しいのに」
「えーと、下から数えた方が早いな。ひぃふぅみぃ・・・たぶん1773位」
「まじで? 俺の方が下じゃん。俺、1774。あと千人単位で親戚死なないと」
「お互い、王位は遠いなー」
って、知人の知人のイギリス人が云ってました。
(了)
<20100424現在、加筆・訂正中>
えェ、酒精浸りで御座んす。
本日ァ、湯島にて落語会で御座ィます。
湯島天満宮@湯島三丁目
学問の神様こと、菅原道真公が祀られてるってんで、合格祈願の学生さんが集ってますな。
殆どが女子衆ばっかりで御座んすが。
『第十二回 はなし亭』@湯島・湯島天満宮参集殿
それに引き替えましても、落語会の方は若抜きの老男女で御座ィます。
演者のお二人(菊六あにさん、こみちねえさん)、木戸口にて
控えの間から見る高座
古今亭菊之丞◆締め込み
「日本海四島クルーズに呼ばれまして、船中で毎日一席演っておりました」
「天候の都合で最初の奥尻に寄港できませんで、じゃあ函館にゆこうってんで向かったんですがねぇ、ここも駄目」
「二島目の佐渡にも寄れませんで、皆さんむらむらしております」
「お蔭様でいちんち二席演る羽目に」
「(隠岐か壱岐か失念)にて寒風吹きすさぶ中、刺身定食をいただきました」
「あっけなく腹痛でトイレに引き篭もり」
「出航時間が近付き慌てて飛び乗りまして、土産も買えずに島に置き土産」
柳亭こみち◆鰻の幇間
「師匠のおカミさん、ティンカーベルが好きなんですね、あたしには何がいいのか分かりませんけど」
「で、褒めようとして、『これ人間だったら上から80-50-80ぐらいですね!』って云ったら、『そういうんじゃないわよ』って返されまして、難しいもんで」
「ねぇ、もう喉が痛いのに夕飯に辛ァいチゲなんて出されましてね、それでも美味しい美味しいって食べなきゃいけないんですよ」
お仲入りで御座ィます。
古今亭菊六◆心眼
「このネタ下ろし会なんてぇのは、ハプニングが付き物でしてね」
「『甲府ぃ』って噺がありまして、サゲを間違えたりした苦い経験があります」
「よりによって!ですよ、サゲなのに」
ありがとーございましたー
初め、天然記念物も喰える(嘘)なんてぇ越後郷土料理の店を目指したンですがねぇ、小雨もぱらついてきたってんで、近くの店で熱くて辛ぇもんでも喰おうと、ハングル表記の店にゆきます。
卓の脚が曲がるくれぇの副惣菜
もう一軒寄ってペイイチ引っ掛けてからから帰りましょうかねぇ。
(未完)
えェ、曇天で御座んす。
遅ぇ朝餉が過ぎたのか、さほど喜左衛門(空き腹)でもねぇってんで、何かをノセる(喰う)当ても無く漫(そぞ)ろ歩きまさァね。
大鳥居を見つけますってぇと、自然と足は向かいます。
此処いら一帯の地名の由来である社がありますな。
白山神社(旧称:白山権現社)@白山五丁目
旧くは、白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ@加賀)から勧請を受けたとありますな。
此れァ、あたしの里にも近ぇ霊山の名で御座んす。
福授稲荷大明神@白山神社内
神紋入りの洒落たあーちが
社を出ますと、寺院の屋根が見えて参ります。
曹洞宗 大雄山最乗寺 東京別院@白山五丁目
本院は相州(神奈川)足柄にあると聞きますなァ。
少ぅし寒くなって来たってんで、ちょいとその辺で暖けぇもんでもノセて帰りやしょうかねぇ。
(了)
諸事情から幾つかの行動が制限される時もある。
一、
松葉杖の男を見る。
足下見れば、右足首全体に包帯が巻かれており、同所を負傷している様子。
しかし手元見れば、左手一本で杖を使用している。
杖持つ手、逆じゃん?
二、
捻挫の女を見る。
足下見れば、左足首を包帯で巻いている様子。
よくよく聞けば、「ジムで」と云う。
あれこれ想像する前に、ガンダムプレイかと思う。
三、
花粉症の男を見る。
見る見る間に箱ティッシュが減ってゆく。
在庫が尽きたらしく、両の穴に鼻ティッシュという暴挙に出た。
鼻にティッシュが詰めてあるというのに、電話口では「書類にしてから話しましょうか」と云っている。
鼻ティッシュなのにね。
四、
「四つ足の老婆を見たの」
うわ、危険な発言。
「杖を二本使いなの」
松葉杖じゃなくて?
「そういうのじゃなくて、腋を乗せないタイプの」
んー、あ、分かりました。
「でもよく見ると、杖じゃなかったの」
義手?
「どんだけ長いの、それ」
絵的に怖いっす。
「杖じゃなくて、傘だったの」
・・・。
周囲の理解を超えてなお人は、思うままに行動するのだ。
(了)
えェ、ご陽気さんで御座んす。
本日ァお招きに預かりまして、落語「堀の内」が舞台、妙法寺方面へと参ります。
都ばすの路線を調べますってぇと、渋谷駅前より阿佐ヶ谷駅ゆきに乗りまして、堀ノ内までゆけるみてぇなんてんで、早速乗り込みまさァね。
しかし、お初で乗る路線なんてぇのは、なーヴぁすに為らざるを得ませんな。
渋谷駅前を出ますってぇとあれから、公園通りから西武A館B館の間を抜けまして、井の頭通り、NHKを右に見まして代々木公園を背にしてあれから、山手通りを新宿方面に向かいまして、初台から甲州街道、幡ヶ谷、笹塚、代田橋、和泉、釜寺、方南八幡通りから和田堀橋から堀之内に着いた頃にはずいぶんくたぶれた。
ばすから降り、車道を渡りまして、和田帝釈天通りをそぞろ歩きまさァね。
和田帝釈天@和田三丁目
あたしゃァ帝釈天様なんてぇのは、密教方面の方かと存じておりましたが、流石はお祖師様の妙法寺のお膝元なんてんで、此処じゃァ南無妙法蓮華経なんですなァ。
通りをだらだらっと下ってちょいと路地に入ったところに目指す処が御座んすがねぇ、丁度時間となりまして、お後と交替で御座ィます。
(了)
おはようございます!
むだなてんしょんでいちにちをすごそうとおもいました!
おもいました!
ぜんらでぜんりょくしっそうです!
きもちだけ。
ごご2じのまちあわせにまにあいません!
はしりませんよ、おとなだから。
おとなはべつのちからでいろいろかいけつします。
おかねとか、ぼうりょくとかね。
まにあいました。
ひとりのちこくにびんじょうしたのです。
すべてのせきにんはじぶんいがいにあるという、たいへんつごうのいい「ろじっく」です。
みせにはいり、おくがいのせきにあんないされます。
おおきながすすとーぶがいくつもせっちしてあり、むしろあついくらいです。
てしたどもにめいれいして、れじにならばせます。
SALAD
こぶさらだです。
「こぶ」はひとのなとききましたが、ふとったおとこしかおもいつきませんでした。
もぐもぐこんぼ?
AVOCADO BURGER (R)
びーるでながしこみながら、むさぼりくいます。
ようはすんだきもしましたが、なにしにあつまったのかわからなくなりました。
こころざしなかばにして、あるいてかえります。
(おわり)
<11:12:34 April 15th 2010>
昼というにはまだ早い時間、店内の灯りは消えている。
北京生まれの小姐(シャオチェ)は奥の自宅に引っ込んでおり、厨房には台湾から来たというコックひとりしかいない。
以前は韓国人コックが在籍しており、炸醤麺(ジャージャーメン、ハングル読みは「チャジャンミョン」)には定評があったという。
醤油麺+水餃子
で、あくる日、つまり今日、炸醤麺が食べたくなるかというと、そうではなく、重く別の品で昼餉を済ませ、定刻に終えて家路を急ぐ。
立ち寄った小料理店で、目板鰈と赤海鞘(ホヤ)の塩辛で熱燗を二合ばかりいただき、ほろ酔い加減で席を立つ。
そうやっていつも炸醤麺を先延ばしにするのだ。
(了)
いか天の素晴らしさは、そのゴージャス感に尽きる。
具材のはみ出しっぷりが、他揚げ物の追随を許さないのだ。
一、
職場でのWeb閲覧、セキュリティ上の都合で幾つかの項目がNGとなり、リンクが飛ばない。
同僚の利用する地下鉄が遅れてるというので、鉄道情報サイトで運行状況を調べようとすると、「娯楽NG」と表示されて弾かれる。
鉄じゃないから。
二、
都バスに乗る。
初めての路線なので、ドキがムネムネ。
早稲田で降りる。
? 何の為にここにたどり着いたのか分からなくなる。
銀座線に乗る為に、浅草を目指していた気もするが、たぶん途中で気が変わったのだろう。
副都心線を目指し、西早稲田まで歩く。
ただ残念なのは、若布に相違ない。
消化に悪い上、かつて囁かれた毛髪の育毛に良いというのは都市伝説に過ぎないのだ。
(了)
何を生業として生活の糧としているのか、と問われれば「岩殴り」と答える。
十にも満たない岩石のひとつをドツいて、日給20,000と少し。
あとは「果実泥棒」かな。
一、
『花神』司馬遼太郎を入手する。
近代兵制の創始者と云われてる、大村益次郎、靖国神社に銅像が建つが、誰か分からなかった苦い思い出がある。
しかしこの人、肖像画で見ると、物凄いでこっぱちだ。
二、
『藤子・F・不二雄SF短篇集 (1) 創世日記』、読了。
絵面はコドモ向けだが、内容はおっとなー。
三、
青森産の柳鰈が旨いと聞く。
干物を入手するルートを押さえたので、炭火で焼きたい。
あまり馴染みの無い魚だが、実は高級魚。
旬の雌、築地の卸値では一万を超えるという。
岩殴り、もはや貯蓄の手段でしかないな。
持ち家はあるし、光熱費は請求されないし。
こうなるともう余生だな。
三度の食事ぐらいしようよ。
(了)
<20100418現在、加筆・訂正中>
えェ、昔から「光陰矢の如し」なんてぇ申しまして、まァ何ですな、んん、こういんなんてぇものは、その、嗚呼やなんだなという在り難い言葉で御座んす。
時間が無ェとばかりに駆け込む十九時半で御座ィます。
『らくごカフェに火曜会』@神保町らくごカフェ
柳亭こみち◆黄金の大黒
『たけしのニッポンのミカタ』の収録が入っております。
「来月の十五日か、二十二日の金曜日夜十時に放映だそうです」
「燕路師匠のお供で九州帰りです」
「紙切りの林家二楽あにさん、『夜桜』の月切り落としちゃってました」
「師匠に『黄金の大黒』はどうですかって聞いたら、『地方じゃ分かりづらい』と」
「じゃあ『辰巳の辻占』はって聞いたら、『結末がよくない』って」
「で、結局『粗忽長屋』」
春風亭一之輔◆鰻の幇間
「こみちさん、化粧がのらねぇのらねぇって云いながら舌打ちしてました」
「何この破れ障子に貼った新聞紙、『乃木大将二百三高地陥落』って、こんなので酔えるか!」
「掛け軸の跡が西日に焼けて白いよ」
「何で床の間に薄なの、いま七月だよ」
「何で梅干し、鰻の敵役だよ、これ」
「ていうか鰻かこれ? うつぼ?」
「こっちを向きなさいよ、こっちを!」
お仲入りで御座ィます。
春風亭一之輔◆不精床
「稽古しろってのは、頑張れって符丁だよ」
柳亭こみち◆転宅
「あー、どおりで上手く騙りやがった」
海向こう、半島の南半分の図が掲げられた店でどぶろくなんてぇ飲りながら、真ッ赤に炒められた鶏でもいただきやしょうかねぇ。
(未完)
すぐ来てすぐしてすぐ帰る。
そういう忙しなさが厭。
一、
今週号の週刊少年ジャンプ、"ONE PIECE"は休載。
もやもやするなあ、もう。
二、
『ビックリマン 聖核伝』を一枚購入。
中身は、天使「ピーター神子(じんし)」。
で、相方(お守り)の名が「パン助君」って、諸処に問題があるな。
80円は高いね。
三、
今日まで誤解していたが、実はレミングは集団自殺しないという。
「すぐ死ぬ星人」もすぐ死なないのかしら。
四、
藤子・F・不二雄『ヒョンヒョロ』に登場する表題の正体が気になる。
最後まで読めば分かるという。
五、
モラトリアム、本来の意味は「大人になる為に社会的に認められた猶予期間」だが、転じて「大人になる期間を徒過したにもかかわらず猶予を求める状態」とマイナス表現にもなるという。
いつだってモラトリアム。
そういうのも厭。
(了)
はなみふぁいなるです。
ひるまっからのんだくれるだけのきかくですがね。
とりあえずと「よよぎこうえん」にきました。
かれきにはなを
さくらはさいていたのですが、あまりのひとのおおさにしゃしんをとりそこねました。
このひはかぜがつよく、よこなぐりのかぜがふくたびに、まとまった「さくらふぶき」となり、「どごう」にもにたかんせいがおきていました。
ひもくれてきたので、いどうします。
「おもてさんどう」のさかをのぼります。
みぎにおれます。
かいだんをのぼります。
みせはこんでいます。
すぐにあんないされます。
きちがいみずをたのみます。
いかのからいいためものをたのみます。
とりのからいかれーをたのみます。
となりのせきには「いすらえるじん」のおねえさんがふたりと、「いぎりすじん」のやろうが2ひきすわっていました。
おねえさんのひとりから「いっしょにしゃしんをとってもよいか?」ときかれ、もうひとりのおねえさんの「ながいかみのけ」にまかれながらうつるはめになりました。
こみゅにけーしょんにもんだいがあるのかな?
おねえさんのかめらには、にほんじんのおとこがかみのけにまかれてへらへらしているしゃしんがきろくされています。
こくさいこうりゅうをしたきになっていえにかえります。
(おわり)
えェ、寝てません。
寝てない自慢をしてぇのはやまやまなんですがねぇ、本日ァ湯屋に向かうってんで、恵比寿を目指しまさァ。
外は既に夕間暮れで御座んす。
恵比寿にあるのに新橋ってんですな
町の古老に尋ねますってぇと、この辺り一帯は「新橋」と呼ばれていたそうですな。
渋谷新橋商店街も御座ィます。
寝てない自慢を避けてますってぇと、睡魔に襲われまして、これは剣呑と家路を急ぎますと、視界に赤ィ幟が入ります。
山下伏見稲荷大明神@恵比寿一丁目
立ち止まりまして縁起を読みますってぇと、明治年間此の一帯は田畑山林に囲まれておりまして、五穀豊穣を祈願して建立されたとありますな。
しかし哀しいかな、周辺は田畑山林とは縁遠い「しゃれおつ」な店が立ち並び、五穀豊穣に貢献しない高層長屋に囲まれております。
まァ何と云いましても、街に社が残っているのは良い噺で御座んす。
さァて、酒精でも浴びながら真ッ白に燃え尽きましょうかねぇ。
(了)
「三丁目」という呼称は紛らわしく誤解を招き易い。
が、「二丁目」は不動である。
間違われる対象もないのだ。
一、
赤提灯の招きで路地を曲がると、そこには横文字が羅列されたバナーとバナーの間に一際大きく勘亭流(嘘)で殴り書かれた、臓物系の一品を意味する名が。
二、
緑色の液体を摂取し続ける。
三、
長い行程を経て、約束の地へとたどり着く。
四、
琥珀色の液体を経て、再び緑色の液体を摂取し続ける。
五、
さァピアノを弾くぞ。
じゃーん(不協和音)
という夢を見る。
目の前にはピアノが。
夢じゃない!
取り急ぎ「一丁目」から旅立つ。
誰にも止められないのだ。
(了)
えェ、北陸路の噺で御座んす。
世に俳聖なんてぇ云いますってぇと、まァ何は無くとも松尾芭蕉翁になりましょうな。
当時って申し上げましても、年代ははっきりしませんが、あたしの故里にたどり着いた芭蕉翁は、旧街道沿いの宿場町に一泊したそうで。
あたしの里ァ海沿いの米所で御座んして、当時も米俵の荷揚げなんぞで賑わいを見せたってんですが、今もなお旧街道に沿って千本格子が嵌る町屋が幾つか残っておりましてねぇ、町中を縫うように流れる川沿いに面しました旧ィ家には、舟が舫いであったなんてぇ名残も見えまして、たいそう風情がござんす。
しはらくは花の上なる月夜かな
翁の句碑が残る神社にゃァ櫻が植わっているのかは存じませんが、この「花」は櫻なんでしょうなァ。
里での櫻に馴染みが無ぇのを思い出したという、甚だ個人的な一席で御座ィます。
(了)
空は晴れている。
湯船の側面が気になる年頃。
一、
朝、道玄坂に向かう途中、のりPの旦那、今は元旦那か、彼が捕獲された辺りで、若造が警官三人に取り囲まれている様子。
上下ジーンズ素材ですよ、彼ったら。
たいへん興味深かったのだが、通勤中なので不承不承にスルー。
二、
昼時、外へ出ると、小雨の様子。
贔屓にしている元ボクサーが鉄鍋を振るう店へ。
・・・並んでやがる。
致し方無ぇと揚げ物専門店へ。
がっつりフライ級。
三、
終業後に外へ。
・・・がっつり雨じゃん。
傘を買う。
今年、何本目になるだろうか。
傘はビニール製。
オイスターソースの銘柄が気になるこの頃。
(了)
喪失感、何と甘美な響きだろう。
隙間を埋めてゆく愉しみがあるのだ。
一、
起きると原因不明の筋肉痛だ。
寝相があれで乳酸出まくりなのだろうか。
金銭の発生しない運動はしない主義なのだが。
二、
中国娘に水を頼む。
一度や二度ではない。
・・・すまないが、卓上に水差しを常備してくれないか。
三、
暖簾をくぐり、小上がりに上がる。
酒◆菊水
突き出し◆筍の木の芽和え
造り◆初鰹、眞子鰈(大分)
焼物◆ごま天焼き、焼き茄子
四、
木製の扉を押し開け、一枚板の卓に付く。
酒◆刈穂
突き出し◆おくらの煮物、いぶりがっこ
高温多湿、何と暑苦しい字面だろう。
アキバに訪れる暇など無いのだ。
(了)
でんでろでんでろでんでろでんでろでんでろでん(じんぐる)
はい、というわけで、えー、
「あえてしんじつをつたえずに、きわめてあいまいなひょうげんで、あとをにごしてゆこう」
のこーなーです。
まずはさいしょのはがき。
えー、ぶんきょうくにおすまいの「でいりー・ぱく」さんから。
「もうあとがありません。つきつけられたおおきなすうじにめまいをおぼえ、ねてもさめてもみどりいろのぶったいがせまってきます」
んー、ぱくさんね、か・な・り、おいつめられてるねー。
だれしもこころにやみをかかえています。
これをきいてるりすなーのだれかにも、みにおぼえがあるのかもねー。
きにしない、というせんたくしはなさそうねー。
そうですね、やはりだましだましゆくことがかんじんかな。
とうめんのもんだい、このばあい「おおきなすうじ」は、とりあえずわきにおいといて、わきにおくというより、そうね、めいんすとりーむにしないこと。
まずはそくめんからのあぷろーちかな、そう、げんじょうはあくね。
そ・し・て、「みどりいろ」はたぶんあれでしょうね。
あれはさいきん「あか」なんじゃない?
みどりにおびえているのは、あかをにんしきしてないからじゃないかな。
そういうはずしっぷりが、まだすくいともいえるわね。
はい、ここで、えー、しぶやくの「ほしのせんにん」さんからのりくえすとで、かじめいこ「うらみぶし」です。
はなよーちょうよとーおだてられー♪♪♪
(おわり)
えェ、春は花なんてぇ申します。
「銭湯で上野の花の噂かな」
本日ァ上野じゃァ御座んせんが、ちょいと脚ィ伸ばしまして、杉並区は善福寺で御座ィます。
あいにくの曇り空で
土地のじゃりどもァ「悪魔の手」なんてぇ呼んでおります(嘘)
櫻が湖面に映ります(池ですが)
肌寒いどころか、少ぅし降り出しまして、雨ン中で飲んだくれるのは粋(すい)じゃねぇってんで、河岸ィ変えまして花抜きの見は続きまさァね。
(了)
"GOOD VIBES HOUR!"
Flower Zombie / 六ヶ所村ズ / THE ROUGH GUTS / The NICE / BELL MONDO
THANK YOU ALEX!
(END)
きょうはやきにくのひです。
しょじじょうから、おくれてさんかすることになりました。
いそぎあしで、みせのとびらにたいあたります。
とびらのまえでならんでいたきゃくがふっとびました。
さほどきにするようすもなく、さきにきている「てした」どもとごうりゅうします。
にゅうじょうりょうをようきゅうされるみせでした。
ということは、・・・いわずもがなですね。
とんとろ、いたばじ、かるび、ろーす、ぎゅうすじ、ほるもん。
なんだかよくわからない「ぶい」をふくめ、てしたにやかせて、もっぱらたべるかかりにてっします。
「やくざいしとおつきあいしている」と、おねえさんはいいました。
「やくざ・いし」なんておだやかじゃありませんね。
むかしみた「ながぶちつよし」のどらまのようです。
やくざきっく!
ながぶちよりも、「ぶらっくじゃっく」せんせいだったら、かっこよかったのに。
まあこのばはさっくりとひきあげまして、2けんめにとつにゅうです。
とつ・・・にゅ・・・、はっ、おもわずきぜつしていました。
きのうにひきつづき、くうしゃのたくしーをさがすはめになるのです。
なみだであかくひかる「くうしゃ」のひょうじがみえません。よよよ
(おわり)
基本的に意志が弱いのだ。
過ちは繰り返される。
一、
胡瓜、茄子、昆布、大葉、茗荷、葱の塩漬けで飯を喰らう。
これは一般家庭の食卓に並ぶ品か否かは分からないが、どうにも一味足りない気がする。
二、
左のこめかみを中心とした頭痛が止まらない。
ネットで調べると、
「やがて疼痛は後頭部に移り、蜘蛛膜下出血となる」
という。
少しブルーになる。
三、
地階にある喫茶店にゆく。
「仏蘭西ぶれんど」
と銘打つその品はデミタスカップに濃ゆく注がれる。
少し少ない。
四、
著名な酒の銘柄と同名の店に赴く。
酒◆〆張鶴、八海山
突き出し◆牡蠣の燻製、蚕豆
一品◆山芋の揚げ出し、白子ぽん酢、鮪のぬた
五、
平日だというのに、深夜三時の空車を探している。
基本的に意志が弱い。
過ちは繰り返されるのだ。
(了)